娘が1歳の頃、双子の子育てがただただ忙しくて、今思うと正直子育てを楽しむ余裕がなかった気がする。(←もっと楽しんでおけば良かったと今になって後悔)
初めての子育て。
比べるつもりはなくても、周りの子たちや長女とみーちゃんの様子を比べてしまう自分。
長女は名前を呼んだら振り向いてれるのに、みーちゃんは振り向いてくれない。
目が合わないことも多くて、「機嫌が悪いのかな?」「集中しているだけかな?」と自分に言い聞かせる。
でも、ずっと音楽に合わせて横に揺れていたり、同じ動きを繰り返したり…。
どこか“違うかも?”と、心の片隅にモヤモヤが生まれていく。
それでも、「自閉症」という言葉を思い浮かべるのには、時間がかかった。
自分の中でその可能性を認めるのが怖かったからだと思う。
でも、あの小さな違和感たちは、確かに私にサインを送ってくれていたんだな・・・。
そんな時、ちょうどテレビで始まったのが、ドラマ「光とともに…」。
一話から正座して鑑賞する中で、ドラマの中の“光くん”の様子に、私は思わずハッとすることばかり。
名前を呼ばれても反応しない。
突然パニックになる。
音や光に敏感。
やっぱり、何か違う。
ドラマの中の光くんの姿と、みーちゃんの姿が重なって見えて胸がぎゅっと締めつけられた。
「もしかしたら、うちの子もそうなのかもしれない」
それまで心の奥に押し込めていた不安が、言葉として形になった瞬間だった。
涙が止まらなくて、でも、どこかでホッとしている自分もいた。
“私だけじゃなかったんだ”“こんな風に悩んでるお母さんが他にもいるんだ”
そう思えたことが、ほんの少し心を軽くしてくれた。
ドラマを見終えた夜、私は初めて「自閉症」という言葉を検索。
そこから夜な夜な検索の日々。
そこに書かれていた特徴や行動の数々に、私はひとつひとつ頷く。
「これ、うちの子だ・・・」
画面の文字を見つめながら、毎日涙。
それでも、すぐに病院へ行く勇気はまだなかった。
もしかしたら、私の思い過ごしかもしれない。
そんな風に、希望というより“願い”のような気持ちを抱えて、しばらくは様子を見ることに。
そして1歳半検診。
今までに感じた違和感を全て話す。
保健師さんは「まだ1歳半ですので様子を見る時期ですが、色々気になる部分がありますね。」と言うことで1歳半検診で引っかかった。