発語がなくても、観察力は抜群!
– 年中さん時代の、思わず笑ってしまった成長エピソード –
みーちゃんが年中さんだった頃。
通園施設の連絡帳に、忘れられないエピソードが書かれていた。
ウインナーをじっと見つめたあとの行動に…
ある日の昼前、私は昼食用にウインナーを焼いていた。
こんがり焼けたウインナーをお皿に並べていると、みーちゃんが静かに近寄ってきた。
そして1本だけ手に取り、じーっと見つめる。
次の瞬間——
おもむろにズボンとオムツを脱ぎはじめ、ウインナーを自分のおまたに当ててにっこり。
……え?それって、まさかの再現?
そのあまりに堂々とした行動に、思わず「見たんかーい!」とツッコミたくなった。
発語がないとはいえ、こういうところの発想力と再現力(?)はすごい。
きっと本人なりに、“自分にないもの”への興味をもっていたんだと思う。
数日後、今度は「ワカメ」で…
それだけでは終わらないのが、みーちゃんのすごいところ。
その約1週間後。
夕食の準備中、水に戻していたワカメをボウルから取り出していたら、またみーちゃん登場。
またもや迷いなくワカメを手に取り、ズボンとオムツを脱いで、おまたにペタリ。
……もしかして、毛に見立てた?!
これは完全に「気づいてる」やつでは?
笑ってしまったけれど、同時に「すごいな」と感心してしまった。
みーちゃんは言葉で説明することができない。
でも、いろんなことを観察して、頭の中でちゃんと整理して、自分なりに再現している。
自閉症でも“人への興味”はある
世間ではよく「自閉症の子は人に興味がない」と言われるけれど、
みーちゃんを見ていると、そんなことはまったくないと思う。
興味津々。観察力も鋭い。
ただ、表現方法がちょっとユニークなだけ。
発語がなくても、意思疎通が難しくても、
ちゃんと自分なりのやり方で世界と関わっている。
今日もいいセンスしてるよ
“育ってるなあ”と、思わずしみじみ。
ユーモ