みーちゃんが幼かった頃、たくさんの自閉症関連の本を読んだ。
その中でよく出てくるワードのひとつが「有害ミネラル」。
鉛、水銀といった有害ミネラルが体内に蓄積されていることが、自閉症の原因だと書いてある本もあった。
本当にそうなのかな?
半信半疑だったけど、調べてみる価値はあると思った。
ということで、調べてみた。
髪の毛でわかるミネラル検査
これはみーちゃんが10歳のとき(12年前)に受けたミネラル検査。
髪の毛を根元に近い部分から切って、検査機関に送ると、数ヶ月後に結果が郵送で届くというもの。
けっこうな量の髪を切った記憶がある。
なるべく内側の髪を切ったけれど、切った跡が目立つくらいだった。
届いた検査結果を見てみると――



有害ミネラルは確かにある。でも……
たしかに基準値を超えているミネラルはいくつかあった。
でも「ちょっと基準値を超えてるくらいで自閉症の特性が出るものなの?」というのが正直な印象。
ちなみにこの検査、当時(12年前)で3万円ちょっと。
なかなかのお値段だったので私自身は受けなかったけれど、正直、私が検査してもこれくらいの数値は出そうな気がしている。
必要なミネラルはだいたい足りているようだった。
結論としては…
これで自閉症が「治る」というのは、宝くじ一等に当たるレベルなんじゃないかと思っている。
ただ、発症の経緯が違うタイプの子の場合――たとえば、2歳までは普通に言葉も出ていたのに、突然言葉が出なくなって特性が現れた、という子。
私の地域にも2歳までは普通だったのに、突然言葉がなくなった子がいる。
そういうケースの子は、もしかすると有害ミネラルの排出や栄養改善で変化が見られる「当選確率のある人」なのかもしれない。
みーちゃんの場合は、父親や義祖父にも発達の問題があったから、やっぱり遺伝の可能性が高い。