昨夜、母の家に権利書を探しに行きました。
「手続きに必要だから」という理由を説明して、その流れで何気なく聞いてみました。
「私の家の近くの団地が当選したら、引っ越す?」
少し間があって、母は笑顔で
「嬉しいな」
と答えました。
そのひと言が、思っていたより心に残っています。
やっぱり、寂しいのかな。
そう思いました。
親の介護と「住まいの距離」をどう考えるか
介護を続ける上で、
住まいの距離が与える影響は大きいと感じています。
何かあるたびに、みーちゃんを連れて車で移動しなければならない。
時間も気力も、思っている以上に削られます。
もし近くに住めたら、それだけで負担はかなり変わる。
そう実感しています。
近くに引っ越すという選択肢と現実
もし、母が近所に引っ越して来られたら。
みーちゃんも今よりずっと頻繁に顔を出せる。
母にとっても、それは元気の源になると思います。
私自身も何かあったときにすぐ行ける距離になる。
介護は確実にしやすくなります。
理屈で考えれば、
近くに住むという選択は、いろいろな面で合理的です。
最近は特養に入ることだけが選択肢ではなく、
状況によっては、自宅で看取るという形もありなのかもしれない
と考えるようになりました。
有料老人ホームを考えたときのお金の話
正直に言えば、
個室の有料老人ホームでゆっくり過ごしてもらえたら私自身も助かる、という気持ちもあります。
でも、母の年金では無理。
貯金も、ほとんどありません。
以前、認知がまだ進んでいなかった頃、
モニタリングで「娘に迷惑をかけたくない」
と母が言っていたことがあります。
気持ちは、きっと本心だと思います。
でも、現実はそう簡単ではありません。
私が介護される場合を想定してみた
私自身も、同じことを考えています。
もし、私が介護される立場になったとき、
長女には、迷惑をかけたくない。
その頃、みーちゃんは施設にいるはずで、
私は、長女にみーちゃんを「頼む側」になると思います。
だからこそ、何があっても迷惑はかけられない。
でも、認知はいつ来るかわからない。
病気で急に母親業ができなくなるかもしれない。
そう考えるようになってから「迷惑をかけない」というのは、
気持ちではなく、準備の問題だと思うようになりました。
私が考えている現実的な数字
もし、75歳で有料老人ホームに入った場合。
・ホーム費用:月20万円
・雑費など:月2万円
合計:月22万円
年金が月9万円入るとすると、
毎月の差額は約13万円になります。
・1年:約156万円
・10年:約1,560万円
ここに、入院や医療費などが重なれば、
2,000万円以上の預金は必要だと考えています。
数字にすると、
きれいごとは通用しないな、と実感します。
よかてんのひとりごと
「嬉しいな」
と母が言った夜のことを、たぶん、私はしばらく忘れません。
近くに住むことも、施設に入ることも、
どちらが正解かは分からない。
でも、気持ちだけではどうにもならない場面が、
これから先、必ず来る。
だからこそ、考えることも備えることも、
今のうちにしておきたいと思っています。
・・・もっと仕事しないと。