母の介護では、状態が変わるたびに必要なものも変わっていきました。
要介護3の頃は、まだ何とか使えていたものでも、歩けなくなって要介護5になると、それまでのやり方では難しくなる場面が増えました。食事、水分補給、着替えなど、毎日のことだからこそ、小さな不便が積み重なると負担も大きくなります。
今回は、母が歩けなくなってから、あとで必要になって購入したものを5つまとめます。どれも特別な介護用品というより、毎日の介護を少し楽にしてくれたものばかりです。
細いストロー
まず助かったのが、細いストローです。
元気な頃には気にしたこともありませんでしたが、体が弱ってくると、太いストローでは吸いにくそうにしていることがありました。少し飲むだけでも力が必要になるようで、水分補給そのものが負担になっていたのだと思います。
その点、細いストローは少ない力でも吸いやすく、本人の負担が軽くなりました。介護では脱水が心配になることも多いので、こういう小さな工夫が意外と大事でした。
ストローがさせる蓋付きコップ(取っ手付き)
次に必要になったのが、ストローがさせる蓋付きコップです。取っ手付きを選ぶと、さらに使いやすかったです。
普通のコップだと、少し手が当たっただけで倒れたり、飲ませる時にこぼれたりすることがありました。ベッドまわりや椅子のそばで使うことも多いので、こぼれにくいことはかなり重要でした。
蓋があるだけで中身が飛び散りにくくなりますし、ストローが使えると飲ませやすさも違います。さらに取っ手が付いていると、本人が持つ時にも、こちらが支える時にも扱いやすく、かなり助かりました。
スウェットズボン
衣類では、スウェットズボンが必要になりました。
要介護度が上がると、見た目よりも着せやすさ、脱がせやすさ、締めつけの少なさが大事になってきます。普通のズボンだと、座ったままでははかせにくかったり、ゴムがきつかったりして、本人にも介助する側にも負担がありました。
その点、スウェットズボンはやわらかくて動かしやすく、着替えがしやすいです。デイサービスや訪問介護の場面でも無難ですし、毎日使いやすいのもよかったです。
介護では、毎日のことを続けやすいかどうかが本当に大切だと感じます。スウェットズボンは、その意味でもかなり実用的でした。
介護用エプロン
食事の場面では、介護用エプロンもあとから必要になりました。
要介護3の頃は、そこまで頻繁には使っていませんでしたが、要介護5になると食べこぼしが増え、服が汚れることが多くなりました。毎回着替えるとなると、本人にも負担ですし、洗濯物も増えます。
介護用エプロンがあると、服が汚れにくくなり、着替えの回数も減らせました。食事介助の時の気持ちの負担も少し軽くなります。
なくても何とかなると思っていたのですが、実際にはあるとかなり違いました。毎日の介護では、こういう地味だけれど助かるものが本当に大事です。
軽くて小さい食器(お皿・お椀)
最後は、軽くて小さい食器です。
大きくて重いお皿やお椀は、一見使いやすそうでも、介助が必要になると意外と扱いづらく感じました。量が多く見えると本人の負担にもなりやすく、持つ時にも重さが気になります。
その点、小さくて軽い食器は、少量ずつよそいやすく、食事介助もしやすかったです。本人にとっても圧迫感が少なく、介護する側にとっても使いやすいと感じました。
落としてしまった時の心配もあるので、重すぎない食器の方が安心です。食事は毎日のことなので、使いやすい食器に変えるだけでも負担が変わりました。
歩けなくなってから、あとで必要になるものがあった
母が歩けなくなってから、あとで必要になって購入したものは、どれも特別なものではありませんでした。
細いストロー、蓋付きコップ、スウェットズボン、介護用エプロン、軽くて小さい食器。どれも、毎日の食事や着替え、水分補給を少し楽にしてくれたものばかりです。
介護は、その時の状態によって必要なものが変わっていきます。前は必要なかったものが、あとから急に必要になることもあります。
慌てて用意したものも多かったですが、振り返ると、どれも日々の負担を減らしてくれた大事なものでした。