【認知症】もし要介護の母が団地に引っ越してきたら?生活費を現実的に計算してみました
母の介護を続ける中で、
「もし母が今の家を出て、近くの団地に引っ越してきたら生活は成り立つのか」
を、現実的に考える必要が出てきました。
今回は、あくまで想定ですが、
母が団地に住んだ場合の生活費を一つひとつ計算してみます。
※これは2026年1月時点の試算です。母の要介護度はその後変わっています。金額はあくまで当時の目安として読んでください。
想定条件
- 母は一人暮らし
- 要介護3(要介護4申請中)
- 同居ではなく、近居(別居)
- 入浴はデイサービスを利用(自宅入浴なし)
- 食事は
- 1食:宅配弁当または冷凍弁当
- 1食:私が用意
団地に引っ越した場合の生活費(要介護3想定)
| 項目 | 金額(目安) | 補足 |
|---|---|---|
| 家賃 | 15,000円 | 公営団地想定 |
| 光熱費 | 10,000円 | 冷暖房費が安くなる可能性 |
| ガス代 | 1,000円 | 自宅入浴なし・基本料金 |
| 介護費 | 26,000円 | 訪問介護・デイサービス自己負担 |
| 食費 | 30,000円 | 1日2食/1食宅配・1食手作り |
| 医療費 | 5,000円 | 定期受診・処方薬 |
| 保険・積立 | 5,000円 | 互助会・保険 |
| 日用品費(オムツ代含む) | 10,000円 | 消耗品一式 |
| 支出合計 | 102,000円 |
年金収入:112,000円
→ 残額:約10,000円
※ この10,000円は、今後の入院や想定外の支出に備えて残しておきたいお金です。
要介護4になった場合の変化
要介護4になると、
利用できる介護サービスの量(点数・支給限度額)は増えます。
一方で、
自己負担が際限なく増えるわけではありません。
要介護4でも自己負担が急に増えない理由
介護保険には、
1か月に支払う自己負担額の上限が決まっている制度があります。
これが「高額介護サービス費制度」です。
簡単に言うと、
介護サービスをたくさん使っても、
自己負担は毎月この金額まで
それ以上は、後から戻ってきます
という仕組みです。
そのため、要介護4になって
サービスの利用量が増えたとしても、
自己負担額は一定ラインで止まるケースが多くなります。
今回の試算で介護費を26,000円のままにしている理由
今回の生活費シミュレーションでは、
- 要介護3
- 要介護4
どちらの場合も、
介護費の自己負担を26,000円で計算しています。
これは、
- 要介護4になることで
- 使えるサービスは増える
- ただし自己負担は
高額介護サービス費制度の範囲内に収まる
と想定しているためです。
※ 実際の上限額は、
所得区分・世帯状況・自治体によって異なります。
戻ってくるまでの流れは、自治体からサービス利用月の約3か月後に申請書が届き、申請してから2〜3か月で振り込まれる、というのが一般的です。初回は時間がかかりますが、一度申請すれば2回目以降は自動で振り込まれる自治体がほとんどです。
上限額は所得区分によって大きく違います。44,400円、93,000円、140,100円などの区分があるので、ご自身がどれにあたるかは市区町村の介護保険担当窓口で確認してください。
また、自治体によっては「受領委任払い」といって、上限を超える分を最初から事業者に直接支払う仕組みがあります。使えれば立て替えが不要になります。制度がない自治体もあるので、毎月の立て替えがきついときは窓口で聞いてみてください。
出典:厚生労働省リーフレット「令和3年8月利用分から高額介護サービス費の負担限度額が見直されます」。最新の上限額は、市区町村の介護保険担当窓口または厚生労働省のサイトでご確認ください。
要介護4になった場合の生活費(助成あり想定)
※ オムツ代の助成 6,500円/月 を想定
(※自治体により異なります)
| 項目 | 金額(目安) |
|---|---|
| 支出合計 | 95,500円 |
年金収入:112,000円
→ 残額:約16,500円
一番の不安材料は「食費」
食費は1日2食、月3万円で計算していますが、
正直なところ、ここが一番不安な部分です。
- 値上げ
- 体調や食欲の変化
によって、簡単に増える可能性があります。
それでも1日2食のうち、
- 1食は宅配弁当・冷凍弁当
- 1食は私が手作り(家族分から取り分け)
という形を続けられれば、
生活が破綻する可能性は低いと判断しました。
食事を1日2食としている理由
今回の試算では、母の食事を1日2食で計算しています。
「高齢者は3食では?」と思われるかもしれませんが、これには理由があります。
母は現在、歩行ができず、
入浴デイサービス以外の時間はほぼベッドで過ごす生活です。
また、膝が曲がった状態が続いており、
体重が増えると関節への負担が大きくなるため、
主治医からも「体重増加は避けた方がいい」
と指示を受けています。
そのため、
- 無理に3食を取らせること(母もお腹が空かないとのこと)
- 食事量を増やすこと
はしていません。
現在は、
- 夕食は宅配弁当
- 朝・昼兼用はヘルパーさんが調理
という形で、量よりも体調を優先した食事回数にしています。
※ 食事回数や量は、体調・疾患・生活状況によって適切な形が異なります。
この判断は、母の身体状況と主治医の意見を踏まえたものです。
よかてんのひとりごと
正直なところ、
みーちゃんを連れて、車で20分の距離を
何かあるたびに通うのが、少しずつ辛くなってきました。
母の家では落ち着かず、機嫌が悪くなるみーちゃん。
「急いで用事だけ済ませて帰らなきゃ」と、いつも時間に追われています。
本当は、もう少しゆっくり家事をしたり、
身の回りの整理をしたりしたい。
ヘルパーさんだけでは手が回らない部分は、
どうしても家族の手が必要になります。
でも、それができない。
その積み重ねが、思っている以上にストレスでした。
近くに引っ越してくるなら、全部を受け入れる覚悟が必要です。
それでも、今の形を続けるより、その方がみーちゃんにとっても、
きっと落ち着いた生活になる。
そう思って、この選択を考えています。
・・・・団地が当選した時の話ですが(笑)