【ダブルケアの記録】自閉症の娘と要介護の母のはざまで揺れた日々。施設を探しても「該当しない」現実
「自閉症の娘の支援」と「要介護の母の介護」を同時に抱えた日々がありました。
この記事は、母がまだ要介護2だった頃(2025年6月当時)の記録です。施設を探しても「該当しない」現実にぶつかり続けた時期のことを、正直に書き残しておきます。
この頃の母の状況
実母は築50年の木造住宅に一人暮らし。私の家から車で20分ほどの距離です。腰の手術歴があり身体障がい4級、さらに認知機能の低下も進んでいました。
一人での入浴が難しくなり、浴槽から立ち上がれなかったこともありました。それでも母は「自宅で最期まで過ごしたい」という気持ちが強く、私はできる限りその願いに寄り添おうとしていました。
当時の介護サービス体制
- 月〜土:1時間の家事援助(ヘルパー)
- 週4日:入浴付きデイサービス(午後)
- 週末:私が訪問
ギリギリ一人暮らしを維持している状態でした。この頃から尿意を感じ取れなくなり始め、ヘルパーさんから「尿臭が強い」、デイサービスから「歩行がかなり不安定になってきた」との報告が相次いでいました。
みーちゃんの存在が介護のハードルになる
問題は、自閉症のみーちゃんの存在でした。
みーちゃんは病院に強いトラウマがあるため、母を病院へ連れて行くときに一緒に連れていけません。みーちゃんを預ける時間帯の調整も難しく、通院の度に手間がかかっていました。
母宅に行くときはみーちゃんも一緒ですが、家事や雑用で長時間になると、暇になったみーちゃんは落ち着かなくなります。外出先ではスマホを使わないというこだわりがあるため、時間をつぶす手段がないのです。
施設を探しても「該当しない」の繰り返し
一番の理想は常時見守りのある施設への入所でした。しかし現実はこうでした。
特別養護老人ホーム(特養) 要介護3以上が入所条件。当時の母は要介護2のため対象外。2ヶ月前に再申請したが結果は変わらず。
介護老人保健施設(老健) 要介護1から入所できるが「在宅復帰を目指す」方向けで、リハビリ期間は3〜6ヶ月程度。長期利用を想定している母の状態とは合わない。
民間の有料老人ホーム 月額15万円〜が相場。母の収入は遺族年金を含めて月10万円、貯金もゼロ。到底入所できる金額ではない。
つまり、「24時間介護が必要になるまでは今の生活を続けるしかない」という選択肢しかありませんでした。
それでも、せめてできることから
夜間の尿失禁対策として、就寝前にリハパンをしっかり履いてもらう声かけを続けることにしました。ただ、その声かけを夜に誰がするのかが問題でした。
ヘルパーの回数は制度の上限。弟は仕事で「毎回は無理」と言う。結局、私が行くしかない。
週末と平日の1日、みーちゃんを連れて夜の母宅を訪問する——それが現実的な落としどころでした。
まとめ
- 当時の母は要介護2。施設を探しても「該当しない」の壁にぶつかり続けた
- 特養は要介護3以上・老健は在宅復帰向け・有料老人ホームは費用的に不可
- みーちゃんを連れての介護は時間的・体力的な制約が大きい
- 「24時間介護が必要になるまでは今の生活を続けるしかない」という現実
- それでも今できることから一つずつ対応していくしかない
同じような状況のご家族に、少しでも参考になれば幸いです。
よかてんのひとりごと
「いつか自分が母のような状態になったとき、長女に同じ思いはさせたくない」と、この頃よく考えていました。
でも有料老人ホームに入れる余裕は、私にはないかもしれない。老後のこと、今から少しずつ考えておかないといけないと思い始めたのもこの頃です。