母が要介護2だった頃、リハパン(パンツ型オムツ)を受け入れてもらうまでにはかなり時間がかかりました。
最初はかたくなに拒否していました。
「まだ自分でトイレに行けるから必要ない」
この時期は思ったより長く続きました。
ヘルパーさんが勧めても拒否。床やズボンが濡れても、「たまたま失敗しただけ。まだいける」と言って、断固として受け入れませんでした。本人がそう言っている以上、家族としても無理に履かせるのは難しかったです。
ただ、夜とデイサービスの時だけは納得して履いてくれました。
夜は、夜中にトイレへ行くのが間に合わないかもしれないから。
デイサービスは、履いて来てほしいと言われたから。
理由はそれだけでした。
それ以外の家での生活は、尿もれショーツに尿取りパッドをつける形でした。まだリハパンまでは抵抗があるけれど、何も対策しないわけにもいかない。そんな時期だったと思います。
家では尿もれショーツと尿取りパッドで様子を見ていました
当時は、まず尿もれショーツと尿取りパッドで様子を見ていました。
「まだリハパン(パンツ型オムツ)は嫌がるけれど、何もしないわけにはいかない」という時期は、こうしたものから試すのもひとつだと思います。
(PR)尿モレパンツ 女性 介護用 失禁パンツ 女性用 150cc 軽失禁用
(PR)ウィスパー 安心の超吸収 150cc 44枚 (尿取りパッド)
ただ、我が家ではそれだけではだんだん間に合わなくなっていきました。最初は何とか回っていたものの、日に日に漏れる回数が増えていき、床や衣類を汚すことも珍しくなくなりました。
本人は「まだ大丈夫」と思っていても、生活の方は少しずつ変わっていっていたのだと思います。
漏れが増えるのと同時に、母の認知も少しずつ進んでいきました
漏れる回数が増えるのと同時に、母の認知も少しずつ進んでいきました。
はっきりと何かが変わった日があったというより、少しずつ、気づけば以前とは違っていた、という感じです。家族としても、どこで完全にリハパン(パンツ型オムツ)に切り替えるべきか迷いながらの毎日でした。
それでも、失敗の回数は増えていきます。
「まだ自分でいける」と言っていても、実際には間に合わないことが増え、吸水ショーツと吸水パッドだけでは追いつかなくなり、ショーツを一時的に隠してリハパン(パンツ型オムツ)だけを置いてみることにしました。
見つからないように隠したのですが、そこは母の執念、どこからか探し出してきて履いていたことがありました。
再び隠しても、ショーツが見当たらない時は、なぜかガードルだけ履いていたり、下着なしで過ごしていたこともありました。
今思えば、本人の中では「今まで通りの下着を履くこと」が当たり前で、それを急に変えるのは簡単ではなかったのだと思います。
最終的には、家の中にあるショーツをすべて処分して、少しずつリハパン(パンツ型オムツ)中心の生活に切り替えていきました。
最初のリハパン(パンツ型オムツ)は、とにかく慣れてもらうことを優先しました
最初のリハパン選びで優先したのは、とにかく慣れてもらうことでした。
リハパンを嫌がる理由にはいろいろあると思いますが、母を見ていて感じたのは、窮屈さやおまたのごわごわ感も大きかったということです。本人にとっては、それまで履いていた下着とは全く違うものなので、違和感が強かったのだと思います。
だから最初は、吸収量よりもまず履きやすさを重視しました。できるだけ薄型で、ごわつきにくく、少しでも抵抗感が少ないものを選びました。最初から完璧を目指すというより、まずは「履いてみてもらう」ことが最優先でした。
(PR) ライフリー 【 うす型軽快パンツ】 2回吸収 Mサイズ
防水シーツの交換回数が特に多かったのは、完全にリハパン生活になる前の移行期でした
今振り返ると、排泄関係で最初に大変だったのは、完全にリハパン生活になる前のこの移行期でした。
その頃はいつも座っている椅子に1枚、ベッドに1枚、部分用の防水シーツを敷いていました。失禁すると洗って、また敷く。その繰り返しです。ベッドだけ守ればいいわけではなく、日中長く過ごす椅子にも必要だったので、思っていた以上に枚数が要りました。
しかも防水シーツは洗っても意外と乾きにくく、すぐにまた使える状態に戻るわけではありません。当時の母はまだ自分で洗濯機を回すことはできましたが、干すのはヘルパーさんにお願いしていました。こちらの都合で毎回すぐに干せるわけではなかったので、どうしても何日分かは確保しておく必要がありました。
リハパン拒否の頃、防水シーツは何枚必要だった?母は部分用を7枚使っていました
リハパン拒否の頃、母は要介護2でした。その頃は部分用を7枚使っていました。
もちろん、7枚がすべての家庭に必要という意味ではありません。毎日すぐに洗って干せる家庭なら、もっと少ない枚数で回ることもあると思います。ただ、我が家のように交換回数が多く、しかも洗濯や乾燥のタイミングに制約がある場合は、想像していた以上に枚数が必要でした。
母はその頃、まだ「自分でトイレに行けるから大丈夫」と思っていました。でも実際の生活では、すでに椅子やベッドを守るために部分用の防水シーツを何枚も使って回していました。
(PR)防水シーツ 部分用 100x140cm 2枚組 介護 介護用品
本人の気持ちと、現実がずれていた時期だったのだと思います。
そして、そのずれがいちばん大きかったのが、リハパンを受け入れるまでのあの頃でした。
よかてん、今日の一句
まだいける
と言う母の横
シーツ7枚