要介護5のヘルパー利用時間はどのくらい?支給限度額と在宅介護のリアルな現実
要介護5になると、ヘルパーの時間はどれくらい使えるのでしょうか。
わが家は、今は週16.5時間です。要介護5になった当初は週14時間でした。母に食事の介助が必要になってきて、ケアマネさんが介護保険の上限ぎりぎりまでプランを組み直してくれました。
この記事を読むと、次のことがわかります。
- 要介護5で使える介護保険の上限(支給限度額)
- わが家の曜日別のヘルパー時間と内訳
- 上限いっぱいまで使うときの注意点(31日ある月の対処)
- 排泄・入浴・夜間を、どう分担しているか
要介護5の支給限度額はいくら?
要介護5の区分支給限度基準額は、
36,217単位/月
(1単位10円で計算すると約36万2千円)
この単位数は2019年10月から変わっていません(2026年10月時点)。1単位あたりの金額は、住んでいる地域とサービスの種類によって10円を上回ることがあります。
出典:厚生労働省告示「居宅介護サービス費等区分支給限度基準額及び介護予防サービス費等区分支給限度基準額」(平成12年厚生省告示第33号、平成31年3月28日改正)。実際の金額は、お住まいの市区町村の介護保険担当窓口で確認できます。
上限を超えた分は、全額が自己負担になります。
要介護4よりも利用できる枠は大きく増えます。
ただし、この枠がそのままヘルパー時間になるわけではありません。
実際のサービス量は、ケアマネジャーと作成するケアプランによって決まります。
【実例】わが家のヘルパー利用時間は週16.5時間
今の訪問介護は、次のとおりです。
| 曜日 | ヘルパーの時間 | 内訳 |
|---|---|---|
| 日・火・水・木・土 | 1日2.5時間 | 朝60分・昼30分・夕方60分 |
| 月・金 | 1日2時間 | 朝60分・夕方60分 |
| 合計 | 週16.5時間 | +デイサービス週2回(半日) |
月曜と金曜はデイサービスの日なので、昼の訪問はありません。
主な内容は、
- 排泄介助(おむつ交換含む)
- 食事の一部介助
- 調理
- 洗濯
身体介護と生活援助を組み合わせています。
時間が増えたことで身体的な負担は軽減しましたが、介護が完全に外部化されるわけではありません。
ヘルパーの時間が週14時間から16.5時間に増えた理由
理由は2つあります。
- 母に、食事の介助が必要になってきたこと
- ケアマネさんが、介護保険の上限ぎりぎりまで訪問介護とデイサービスを組み直してくれたこと
要介護5になった当初は、朝60分・昼30分・夕方30分を毎日の、週14時間でした。その後プランを見直してもらい、夕方が60分に増えて、今の週16.5時間になりました。
母は、自分で食べることはできます。ただ、時間がかかるので、ヘルパーさんがいる時間内に食べ終わりません。そのため、朝・昼・夕方の訪問のたびに、時間内に食事が終わるよう介助してもらっています。
あわせて、朝のヘルパーさんがシーツ交換や着替えをして洗濯機を回し、夕方のヘルパーさんがその洗濯物を干してくれます。
31日ある月は点数がオーバーする。わが家は命を優先
上限は「1か月ごと」に決まっています。でも、ヘルパーさんは毎日来てくれるので、31日ある月は訪問の回数が増えて、点数がオーバーすることがあります。
わが家では、そういう月はヘルパーを優先して、デイサービスを1日休むようにしています。どの日を休むかは、ケアマネさんが毎月計算して調整してくれています。
ヘルパーを優先する理由は、母の命と生活に直結しているからです。
- 母は要介護5で歩けません。食事も介助が必要です
- ヘルパーさんが来なければ、その日の食事やおむつ交換ができなくなります
- デイサービスは入浴が中心です。1日休んでも、命に関わることはありません
わが家は、命が最優先です。
上限ぎりぎりにするときの、ほかの注意点
- 急にサービスを追加すると、その分は全額自己負担になります
- ショートステイも同じ上限の中で使うので、使いたい月はほかのサービスを減らす調整が必要です
ヘルパーの時間を増やしたい方へ
まずはケアマネさんに「上限まで、あとどれくらい使えますか?」と聞いてみてください。毎月もらう「サービス利用票」に、使った単位数が書いてあります。
ケアマネさんによって、プランの組み方は変わります。わが家が考えたケアマネさんの見分け方は、こちらにまとめています。
▶ ケアマネの当たり外れで介護生活が変わる|見分け方と、気まずくない交代の仕方
排泄管理の現実と工夫
要介護5となり、尿意はほぼ消失しました。
現在はおむつ中心の生活です。
在宅介護では、ヘルパーの訪問時間を軸に排泄管理を組み立てることになります。
わが家では、
- リハビリパンツ(4回分吸収)
- 夜用パッド(7〜8回分吸収)
を併用しています。
交換は1日3回、ヘルパー訪問時に実施していますが、
こまめに交換できないため、日中も吸収量の多い夜用パッドを使用しています。
色々試しましたが、コスト面含めてこれに落ち着いています。
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※製品選びは体格や排尿量によって合う・合わないがあります。
入浴はデイサービスを継続
入浴は週2回(月曜と金曜の半日)、入浴対応型のデイサービスを利用しています。
訪問介護だけで完結させるのではなく、通所サービスと組み合わせることで在宅を維持しています。
要介護5では、訪問介護・デイサービス・訪問看護などを組み合わせて支給限度額内で調整するのが一般的です。
要介護5でも夜間・緊急対応は家族
要介護5になっても、夜間の見守りや緊急時対応が自動的に付くわけではありません。
夜間巡回サービス等を導入しない限り、夜中のトラブルや体調変化への対応は家族が担います。
よかてんのひとりごと
要介護5になったからといって、わが家の生活が大きく変わったわけではありません。
今まで通りの在宅介護が続いています。
朝夕の1日2回だったヘルパーさんが、朝・昼・夕の1日3回になったことは、とても心強い変化でした。
母は以前より穏やかになり、来てくれるヘルパーさんに「ありがとね」と声をかけるようになりました。
テレビを観て、よく笑っています。
年始は体調を崩して食欲が落ちていましたが、最近は食事も安定しています。
自分でスプーンを持って食べられる日もあります。
今の状態であれば、まだ在宅介護を続けていけそうですが、特養の申し込みも進めています。
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※2026年10月 ヘルパーの利用時間を最新の内容に更新しました。