リハパン代は月いくら?要介護5のわが家は月1万円【おむつ補助券を使っても足が出る話】
「リハパン代って、月にいくらかかるんだろう?」
在宅介護を考え始めた方から、たまに聞かれる質問です。
先に答えを言うと、わが家の使用量だと月1万円ほど。 自治体のおむつ補助券を使っていますが、上限があるのでそれでも月3,000〜4,000円ほどは足が出ています。
この記事では、要介護5の母の1日の使用枚数、月額の内訳、おむつ補助券のこと(上限額のリアル)、負担を抑える工夫をまとめています。
わが家の使用枚数と月額試算
母は要介護5。ポータブルトイレへの移動に介助が必要なため、 オムツ交換はヘルパーさんが来る朝・昼・夕方の3回です。
| 品目 | 1日の枚数 | 月間 | 1枚単価の目安 | 月額 |
|---|---|---|---|---|
| パンツ型(4回吸収) | 1〜2枚 | 30〜60枚 | 約80〜90円 | 約2,600〜5,400円 |
| 尿とりパッド(4回吸収) | 2〜3枚 | 60〜90枚 | 約40〜50円 | 約2,400〜4,500円 |
| 夜用パッド(12回吸収) | 1枚 | 30枚 | 約95円 | 約3,000円 |
合計:月およそ8,000〜13,000円。わが家の使い方だと月10,000〜11,000円ほどです。
夜用パッドは母の尿量に合わせて12回吸収を使っているので1枚95円ほど。 吸収回数が少なめ(4〜6回)で足りる方なら60円前後なので、月に1,000円ほど安くなります。
パンツ型本体は基本1日1枚。日中はパッドの交換で回して、尿だけでリハパン本体に汚れがなければパッドのみ交換。便が出たときは衛生上、本体ごと交換します。だから1日1〜2枚になります。
※単価は2026年7月時点の大手通販の実売価格をもとにした試算です。商品や購入先で変わるので、あくまで目安にしてください。
「何枚必要か」は介護度より“交換できる回数”で決まる
ここが一番伝えたいところです。
母の場合、オムツ交換ができるのはヘルパーさんがいる1日3回だけ。 だから1枚あたりの吸収量を上げて、枚数を減らす運用になります。4回吸収を使うのはこのためです。
逆に、まだ自分でトイレに行けた頃の母は正反対でした。 トイレで排泄できるから吸収量は少なくていい。 でも失敗も増えるから、薄いものをこまめに替える=枚数は多くなる。
つまりこうなります。
- 自分でトイレに行ける → 吸収量少なめ×枚数多め
- 交換タイミングが限られる → 吸収量多め×枚数少なめ
単価と枚数が逆に動くので、月のコストは意外とどちらも大きく変わりません。 「介護度が上がったらオムツ代が跳ね上がる」とは限らない、というのが実感です。
おむつ補助券を使っても、全額はカバーされない
わが家は自治体のおむつ補助券(紙おむつの給付・助成)を利用しています。
ただ、わが家の自治体の上限は月6,500円。 使用量は月1万円ほどなので、毎月3,000〜4,000円ほどは自己負担です。
「補助券があれば0円になる」と思っていた頃の私には、ここが誤算でした。 それでも年間にすると78,000円分の補助。使わない理由はありません。
申請は、役所の窓口に行って「オムツ補助券の手続きをしたい」と伝えただけです。 私の場合はそれでスムーズに進みました。
持ち物として共通して必要になりやすいのは、本人(介護される方)の介護保険被保険者証です。 自治体によっては、窓口に行く家族の本人確認書類や印鑑、現金助成の場合は本人名義の通帳が必要なこともあります。 行く前に電話で「おむつの助成を申請したい。持ち物は何ですか」と確認しておくと、二度手間になりません。
注意してほしいのは、この制度は自治体によって内容がまったく違うことです。 対象になる介護度、所得の条件、現物支給か助成券か、そして月の上限額。全部バラバラです。 わが家は上限6,500円ですが、もっと少ない自治体も、制度自体がない自治体もあります。
まずはケアマネジャーさんか、お住まいの市区町村の窓口・地域包括支援センターで「紙おむつの助成はありますか」と聞いてみてください。
足が出る分を抑えるためにできること
ネットでまとめ買いする
補助券の上限を超える分は自分で買うことになります。 ドラッグストアで1パックずつ買うより、通販のケース買いの方が1枚単価は下がります。かさばる物なので、玄関まで届くこと自体が助かります。
医療費控除の対象になる場合がある
おむつ代は、医師が発行する「おむつ使用証明書」があれば医療費控除の対象になります(おおむね6か月以上寝たきりで、医師の治療を受けているなどの条件があります)。 2年目以降は、市区町村が発行する書類で代えられる場合もあります。 詳しい条件は税務署や国税庁のサイトで確認してください。
吸収量と枚数のバランスを見直す
上に書いた通りです。夜の漏れが続くなら、枚数を増やすより夜用の吸収量を上げる方が安く済むことがあります。
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よかてんのひとりごと
思い返すと、おむつ代が一番かかっていたのは、補助券が出なかった要介護3の頃でした。 あの頃の母はまだ歩けていたので、不快になったら交換、失禁したら交換。 枚数がどんどん減っていくのに、補助はゼロ。
介護度が軽いほどおむつ代は安いとは限らない。これが介護してみての実感です。