暮らしの工夫

【18歳の壁】障害児を育てる母の働き方と通所生活の現実

障害のある子どもが18歳を迎えると、家庭の生活リズムも、母親の働き方も大きく変わります。
いわゆる 「18歳の壁」 と呼ばれる問題です。

今回は、
通所に通う娘の様子を見ながら働き方を考えざるを得ない現実 を、
実体験をもとに整理しました。


18歳の壁とは?

障害児が義務教育を終え、高校を卒業したあとに直面する環境の変化を指します。

● 放課後デイサービスが使える時期

→ 夕方18時頃まで子どもが不在で働きやすい

● 18歳以降(事業所通所)

→ 朝9〜10時頃に送迎
→ 15時〜16時台に帰宅
→ 母親が働ける時間が極端に短くなる

結果として、
フルタイム就労が難しい/家計が安定しにくい という問題が生じます。


発語のない子の「体調のサイン」を読み取るむずかしさ

娘のみーちゃん(発語なし)は、
体調不良や気分の変化を言葉で伝えることができません。

  • 生理前
  • 生理中
  • 眠気
  • 疲労
  • 感覚の変動

こうした “不調のサイン” は、
表情や動きの小さな変化から読み取る必要があります。

このサインを見逃すと、
通所拒否につながりかねない。
過去にもその経験があるからこそ、
“無理に行かせない”ことを大切にしています。


わが家の場合:通所リズムと働き方の両立のむずかしさ

みーちゃんは、気持ちの変化や体調不良があっても、
「今日はしんどい」と自分で伝えることができません。

だから朝の様子を見て、
「今日は通所したらしんどいかも」
と感じた日は、迷わず休ませるようにしています。

先日の相談支援員さんとの面談でも、
働き方の悩みを話しました。

  • 通所は10時〜15時半
  • 働ける時間が短い
  • 収入を増やすと家賃が上がって生活が苦しくなる
  • 通所拒否が再発すれば仕事を続けられない恐れ

シングルマザーである私にとって、このバランスは大きな課題です。


“働きたくても働けない” が生まれる仕組み

① 通所時間が短い

→ 実質働けるのは3〜4時間
→ 通勤時間を考えると就労が難しい

② 収入が増えると家賃・保険料が上がる

→ 稼いでも手取りが大きく増えない

③ 通所リズムが崩れるリスク

→ 通所拒否が再発すれば退職につながる恐れ
→ 安定就労が難しい

この構造が「18歳の壁」をさらに高くしています。


母親が働くためにできる工夫(現実的な選択肢)

① 在宅でできる仕事

パソコンを使った仕事なら、通所時間内で完結しやすい。
ブログ・事務代行・データ入力などは柔軟に働ける。

② 超短時間パート

1日2〜3時間でも成立する求人を探す。
送迎時間に完全に合わせる必要がある。

③ 収入増による家賃上昇を計算する

自治体の家賃計算ルールを理解し、
“働くほど赤字になるライン”を避ける。

④ 通所先と密に連絡を取り、負荷を調整

無理が続くと通所拒否の再発につながるため、
本人の状態を最優先に。


まとめ

  • 18歳を境に「働ける時間」が大きく減る
  • 発語のない子は体調のサインを読み取りにくい
  • 無理に通所させると通所拒否につながる
  • シングルマザーにとって働き方の調整は必須
  • 在宅仕事や短時間勤務が現実的な選択肢

最後に

みーちゃんが安心して通える時間を守ることが、
母である私にとって一番大切なことです。

「働きたいけれど、働けない」
そんなジレンマを抱えながら、
今日もできる範囲で前に進んでいます。

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ABOUT ME
よかてん
要介護3の母の在宅介護と 発語のない最重度知的障がいの自閉症の娘(みーちゃん:22歳)の支援をしながら暮らす、シングルマザーです。 在宅介護と障がいのある子どもの支援は、日々予想できない出来事の連続です。 母の徘徊、通所の不安定さ、急な休み、家事との両立、制度の複雑さ…… その中で私自身が実際に困ったこと、助けられたこと、工夫して乗り越えてきたことを記録し、同じ悩みを抱える方の助けになればと思い、このブログを始めました。 このブログが、だれかの「今日の悩み」を少しでも軽くし、 安心して介護や育児に向き合えるきっかけになれば幸いです。 お問い合わせやご相談があれば、どうぞお気軽にご連絡ください。