障がい児を育てながら働くことは、想像以上に難しい課題です。
「働きたい気持ち」と「子どもの状況を優先させたい気持ち」が日々ぶつかり合い、安定した働き方を見つけることが困難な家庭も少なくありません。
この記事では、
障がい児を育てる母が直面しやすい働き方の悩みと、現実的に取り得る選択肢 を、実体験を交えながら整理します。
障がい児育児と仕事の両立が難しい理由
① 子どもの体調や気分が不安定になりやすい
障がいのある子どもは、年齢が大きくなっても
- 気分の波
- 感覚の不調
- 睡眠の乱れ
- 生理による不調
などがあり、朝の様子で「今日は通所が難しい」と判断せざるを得ない日もあります。
発語のない子の場合は、
表情やわずかな行動から読み取るしかないため負担が大きい。
これが
「当日欠勤が増える」→「勤続が難しい」
という構造を生みます。
② 無理に通所させると“通所拒否”につながる
一度通所拒否が始まると、
元のリズムに戻すまでに長い時間が必要になることがあります。
だからこそ、
「今日はしんどいかもしれない」と感じた日は、
無理に送り出さず本人の状態を最優先にする必要があります。
③ 一般的な職場は“突発休”が続くと続けにくい
多くの職場は
- 当日欠勤
- 時間変更
に柔軟ではありません。
職場に迷惑をかける罪悪感が強く、
母親自身が精神的に追い詰められやすいのも現実です。
母親が実際に選びやすい職場と、そのメリット・デメリット
◎ 障がい者作業所(パート)
母親同士の理解が得やすく、当日休みを受け入れてもらいやすい環境。
- メリット:理解が得やすい、休みやすい
- デメリット:勤務時間が10〜16時など長め、短時間の求人は少ない
◎ 介護職(訪問介護・デイサービスなど)
時短勤務可の職場も多く、子育て世帯に配慮があるところは働きやすい。
- メリット:時短・急な休みに強い職場が存在
- デメリット:訪問介護は“代わりの人”が必要。休むと利用者さんへ影響がある
ままこさんの体験のように、
「休むことが利用者さんの生活に直結する」 場面もあり、精神的負担は大きめ。
◎ 祖父母サポートがある家庭はフルタイムも可能
ただし、これは環境が整っている家庭に限られます。
◎ 内職(在宅作業)
期日が厳しく、子どもがいる時間には作業が進まず
「結局睡眠時間を削る」結果になる例が多い。
→ 家庭によっては相性が悪い。
■ 現実的に取りやすい働き方(無理なく続けられる選択肢)
① 在宅ワーク(PCを使う仕事)
– ブログ
– データ入力
– ライティング
– EC・物販
などは、通所時間に合わせて働きやすい。
② 超短時間パート
1日2〜3時間の求人でも、
- 清掃
- 事務補助
- 介護補助
など働き口はある。
通所時間に完全に合わせられるのが強み。
③ ヘルパーの「実費対応」を使うケース
どうしてもフルタイムが必要な家庭では、
帰宅後の子どもの見守りをヘルパーの実費対応で補う方法もある。
ただし、
「費用」+「子どもの相性」が問題になるため、
現実的に選べる家庭は多くない。
障がい児育児の働き方に“正解”はない
障がい児を育てる母にとって、
仕事は「収入源」であると同時に、
自分の心の安定にもつながる大切な要素です。
しかし一方で、
子どもの状態・通所リズム・福祉サービスの制限など、
家庭ごとに条件が大きく違います。
そのため、
✔ 続けやすさ
✔ 子どもの安心
✔ 自分の精神的なゆとり
この3つのバランスを見ながら、
“その時の最善” を選んでいくしかありません。
私自身も、
外の仕事・在宅仕事(物販)・ブログなど、
できる範囲で模索し続けています。
まとめ
- 障がい児育児と仕事の両立は「突発休・通所リズム」で難易度が高い
- 理解されやすい仕事は「作業所」「介護」「短時間パート」
- 在宅ワークは現実的な選択肢
- 家庭の状況によって“正解の働き方”は異なる
- 無理して倒れるより、細く長く続けられる働き方が大切
同じように悩むお母さんに、
少しでも「ひとりじゃない」と伝われば嬉しいです。
