春と介護のふしぎな関係
春になって、母が急に元気になりました。
ヘルパーさんから聞いて笑ってしまったのだけど、家に入ったら母が10歩先の電話を取り、営業電話を自分で断っていたらしい。
「え、歩いてますやん!!」ってなりました。
冬の間、あんなに動けなかったのに。自力で立つこともできなかったのに。
ケアマネさん曰く、よくあることらしいです。寒い時期は体が縮こまって動けなくなり、暖かくなると体がほぐれて動けるようになる。高齢者にはよく見られるとのこと。
知らなかった。というか、冬の間ずっと「もう動けなくなってしまったのかな」と覚悟していました。
でもそうじゃなかった。春が来たら、また歩けるようになった。
今の母の状態を少し書いておくと、排便はポータブルトイレを使っています。ヘルパーさんがいない時間でも、自分でベッドから移乗して座れるようになっています。つい最近まで、介助がないと移乗できませんでした。
一人で起き上がって、ベッドの端に座っていることもあります。
ただ、足が上がらないので、一人で横になることはできません。寝る体勢に戻るときは介助が必要です。
確実にできることが増えている。それが、春になってからの変化です。
私が仕事で訪問している利用者さんも、食欲がなく、栄養補給のためのエンシュア(高エネルギー栄養剤)を何とかして飲用してもらっていたのですが、最近急に食欲が出てきて、お粥や茶碗蒸しなど食べられるようになりました。顔色も良く、言葉にも力が出るようになり、私も嬉しくなりました。
介護をしていると、冬は特に気持ちが重くなる。体調が悪い日が続くと、「このまま悪くなっていくのかな」と思ってしまいます。そういう気持ち、私だけじゃないと思います。
でも、季節が変わると人も変わる。薬でも介護技術でもなく、ただ暖かくなっただけで、また動き出すことがあるんですね。
春は素敵な季節ですね。(お花見できませんでしたが💦)