訪問介護のヘルパーをしています。発語のない重度自閉症の娘を育てながら、要介護5の母の後見人もしている訪問介護士です。

最近、後悔していることがあります。

「施設で1年でもいいから、働いておけばよかった」

なぜそう思うのか、そして、同じ後悔をこれからしたくない人に向けて、今からできることも書いておきます。

今になって後悔していること

カイテクやタイミーで、介護の単発バイトの募集をよく見かけます。

近所にもあります。1日だけ、数時間だけ、という働き方。

「行けたら、もっと稼げるのに」

そう思って募集を開くたび、手が止まります。

単発バイトの募集を見るたびに、手が止まる理由

求人の応募条件を見ると、こう書いてあるものが多いんです。

  • 施設経験者
  • 施設経験1年以上
  • 三大介助(食事・入浴・排泄)の経験者

訪問介護しか経験のない私は、ここで引っかかります。

応募できる求人がないわけじゃない。でも、条件つきの募集の方が、圧倒的に多い。

即戦力がほしいから、当然なんですけどね。単発だと、その場ですぐ動ける人じゃないと現場が回らない。

入浴も排泄も、少しずつやっている。それでも「経験者」には入らない

ここが、いちばんもどかしいところです。

訪問を始めた頃は、家事援助が中心でした。今はベテランの介護士さんに教わりながら、担当の利用者さんの入浴や排泄にも入っています。

でも、それは「その方ひとり」の経験なんです。

施設だと、いろんな方の入浴や排泄を、次々に対応しないといけない。体格も、麻痺のあるなしも、認知症の有無も、人によって全然違う。

その「いろんな人を、たくさん」という経験が、私にはない。

だから、求人に「三大介助経験者」と書いてあっても、胸を張って「経験者です」とは言えない。やってはいるのに。ここに入れてもらえない。

でも、あの頃も、働きたくても働けなかった

じゃあ、なんで施設で働かなかったのか。

働こうとは、したんです。何度も。

みーちゃん(発語のない重度自閉症の娘)がまだ支援学校に通っていた頃。初任者研修を取って、施設の面接に行きました。でも、言われたのは「最低でも週3日、10時から16時」。16時までがどうしても無理だった。それで施設はあきらめて、訪問介護の世界に入りました。

その後も、短時間で働けないかと施設の面接を受けたことは何度かあります。週2日・3時間を希望した面接では、「連絡します」と言われたまま音沙汰なし、ということもありました。

週2日・3時間希望の面接で連絡がなかった理由|短時間勤務が採用されにくいリアルと次の手

みーちゃんが通所を拒否するようになって、私も一度、仕事をやめた時期もありました。落ち着いてから受けた面接では、働けるのが11時から14時。短すぎて、不採用でした。

そんなこんなで、今も訪問介護をしています。訪問を選んだこと自体は、後悔していません。私の生活には合っていたから。

週2日・3時間以内で働ける訪問介護を選んだ理由|障がい児育児と母の介護を両立する働き方

ただ、施設が求める時間をどうしても出せなかった結果、施設での経験は積めないまま、ここまで来てしまった。

仕方がないと分かっていても、今になって「あの頃、もう少しだけ時間が作れていたら」と思ってしまいます。

気づいたこと。一人で面接に行くから、時間で断られたのかもしれない

先日、少し調べてみて気づいたことがあります。

私は2回とも、一人で施設に面接に行きました。そして2回とも、「時間が短い」で終わった。

でも、派遣という形なら、間にコーディネーターが入ってくれるんですね。

「週3日だけ」「日中だけ」といった希望を伝えて、その条件で受け入れてくれる施設を探してもらったり、施設側と時間を交渉してもらったりできる。

もしあの頃、それを知っていたら。私の短い時間でも、受け入れてくれる施設が見つかったのかもしれない。

しかも、無資格から始めて働きながら資格が取れる職場もある。

資格のことは、別の記事で詳しく書きました。

働きながら0円で介護資格を取る方法(初任者研修・実務者研修)

そして、こういう「家庭に合わせた働き方」を相談できるのが、かいご畑のようなサービスです。

無資格・未経験からのキャリアアップなら⇒⇒介護専門求人サイトかいご畑

これから同じ道を通るひとへ

これを読んでいるあなたが、もし私と同じように「時間が短くて施設は無理」と、一人で決めてしまっているなら。

一度、相談だけしてみる価値はあると思うんです。

一人で面接に行って断られるのと、間に立ってくれる人がいるのとでは、結果が違うかもしれない。少なくとも私は、あの頃それを知りませんでした。

よかてんのひとりごと

実は半年ほど前、「カイテク」で一度だけ仕事に入れました。「介護施設の食事準備」の募集で、これは経験不問だったんです。

でも、入れたのはその一件だけ。あとの募集はほとんど「三大介助経験者」で、私は応募すらできない。

自宅の近くで、数時間だけ募集している施設がたくさんあるのに。

やっぱり、施設で経験を積んでおけばよかったな。

ABOUT ME
よかてん
要介護5の母の在宅介護と発語のない最重度知的障がいの自閉症の娘(みーちゃん:22歳)の支援をしながら暮らす、シングルマザーです。 在宅介護と障がいのある子どもの支援は、日々予想できない出来事の連続です。 母の徘徊、通所の不安定さ、急な休み、家事との両立、制度の複雑さ…… その中で私自身が実際に困ったこと、助けられたこと、工夫して乗り越えてきたことを記録し、同じ悩みを抱える方の助けになればと思い、このブログを始めました。 このブログが、だれかの「今日の悩み」を少しでも軽くし、安心して介護や育児に向き合えるきっかけになれば幸いです。 私自身は、3年程お休みしていた訪問介護の仕事を再開しました。 お問い合わせやご相談があれば、どうぞお気軽にご連絡ください。