要介護5の母の生活費はいくら?年金11万円で在宅介護した令和8年5月の家計簿
要介護5で認知症の母は、今もひとり暮らしをしています。
デイサービス、ヘルパーさん、宅配弁当、訪問医療、介護用品のレンタル。
いろいろな支えがあって、なんとか在宅生活を続けられています。
でも、毎月の家計簿を見ていると、正直「年金だけで本当に足りるのかな」と不安になることがあります。
今回は、令和8年(2026年)5月に母にかかった生活費をまとめてみました。
家庭によって介護サービスの利用回数や自己負担額は違いますが、「要介護5で在宅介護を続けると、これくらいお金がかかることもある」という一例として読んでもらえたらと思います。
要介護5の母の収入は月約11万円
母の収入は、年金が月約11万円です。
母の場合は遺族年金があるので、まだなんとか成り立っています。
でも、もし老齢年金だけで月87,000円くらいだったら、今の生活を続けるのはかなり厳しいと思います。
介護サービスには所得に応じた負担の上限がありますが、生活費そのものには上限がありません。
食費、光熱費、日用品、宅配弁当代、医療にかかるお金は、毎月出ていきます。
令和8年5月に母にかかった生活費
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年金収入 | 約110,000円 |
| 水道光熱費(テレビ・電話・電気代) | 約15,000円 |
| 宅配弁当(昼・夜) | 約24,000円 |
| 保険 | 1,730円 |
| デイサービス(週2回・半日) | 約16,000円 |
| ヘルパーさん(1日3回) | 約35,000円 |
| 介護用品レンタル代 | 約2,700円 |
| 訪問医療(内科・歯科診療・看護・薬剤師) | 約10,000円 |
| 日用品・食料品の買い物 | 約20,000円 |
| おむつ代 | 自治体の補助券を利用 |
| 支出合計 | 約124,430円 |
令和8年5月の支出は、合計で約124,430円でした。
おむつ代は自治体の補助券を利用しているため、この支出合計には含めていません。
年金収入が約11万円なので、単純に計算すると約14,430円の赤字です。
もちろん月によって金額は変わります。
それでも、要介護5で在宅生活を続けるには、介護サービス以外にもいろいろなお金がかかるのだと実感しています。
デイサービスとヘルパー代は後から戻る分もある
母の場合、デイサービスとヘルパーさんの代金はいったん支払っています。
ただし、介護保険サービスの自己負担には、所得に応じた上限があります。
母は住民税非課税世帯なので、上限は24,600円です。
対象になる介護サービス費については、上限を超えた分が後日、口座に振り込まれます。
振り込まれるまでには時間がかかり、だいたい半年後くらいになることもあります。
この制度は「高額介護サービス費」と呼ばれるものです。
介護保険サービスの自己負担額が、所得に応じた上限額を超えた場合、超えた分が後日払い戻されることがあります。
ただし、食費・おやつ代・日用品代などの実費は対象外です。詳しくは、本人が住んでいる市区町村やケアマネさんに確認するのが安心です。
参考:高額介護サービス費の負担限度額が変わります|厚生労働省
この実費部分は、あとから戻ってくるお金とは別に考えておかないといけません。
おむつ代は自治体の補助券に助けられている
母が住んでいる自治体では、要介護4以上になると、おむつ代の補助券が出ます。
母の場合は、1か月6,500円分の券が、3か月分まとめて郵送されてきます。
これは本当に助かっています。
おむつ代は毎月かかるものなので、補助があるかないかで家計の負担はかなり変わります。
ただし、自由にどこでも買えるわけではありません。
購入できる業者さんは決まっていて、自治体から案内される購入業者一覧の中から選ぶ必要があります。
そのため、いつも使っているおむつが必ず買えるとは限りません。
肌に合うもの、漏れにくいもの、介護する側が使いやすいものがあるので、ここは少し不便に感じることもあります。
それでも、毎月6,500円分の補助があるのは大きいです。
親の介護でおむつ代がかかっている人は、住んでいる自治体におむつ代の助成や補助券がないか、一度確認してみるといいと思います。
補助券で買えない分は、自分で買い足しています
購入業者が決まっているので、いつも使っているものが買えないことがあります。
母の場合、パンツタイプと尿とりパッドを組み合わせて使っています。
パッドは消費が早いので、補助券だけでは足りません。
足りない分は、私がネットで買い足しています。
介護をしていて分かったのは、安いおむつを選ぶと結局高くつくということです。
漏れると、着替えとシーツの洗濯が増えます。
ヘルパーさんの時間も、その分よけいにかかります。
だから吸収量とサイズだけは、値段より優先しています。
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介護サービスには上限があっても、生活費には上限がない
介護の家計簿をつけていて、私が一番感じるのはこれです。
介護サービスには上限があっても、生活費には上限がない。
宅配弁当代、日用品、食料品、光熱費、医療費。
これらは、母が生活していくために必要なお金です。
特に母は認知症があり、要介護5です。
自分で買い物に行くことも、食事の準備をすることもできません。
だから宅配弁当やヘルパーさんの支援は、贅沢ではなく生活を続けるために必要なものです。
でも、必要なものだからこそ、削るのが難しい。
ここが介護家計のしんどいところだと思います。
一番大きかったのは、宅配弁当の24,000円
支出の内訳を見ていて、自分でも驚いたのがここです。
昼と夜で、月24,000円。
母は自分で食事の準備ができません。
だから宅配弁当は削れない支出です。
でも、単価は見直せると思いました。
毎日届く配食サービスは、安否確認も兼ねています。
だから全部をやめるつもりはありません。
ただ、週に何食かを冷凍弁当に置き換えると、1食あたりの単価は下がります。
まとめ買いなら1食400円台のものもあります。
毎日届くタイプは1食600〜700円くらいが多いので、ここだけで月に数千円は変わってきます。
条件は2つあります。
冷凍庫に空きがあること。
温める人がいること。
母の場合はヘルパーさんが1日3回入っているので、温める手はあります。
デメリットもあります。
冷凍弁当は毎日届くわけではないので、安否確認にはなりません。
やわらか食が必要な場合は、対応している商品を選ばないと食べられません。
だから全部を置き換えるのではなく、配食を少し減らして、その分を冷凍弁当で埋める。
これが現実的だと思っています。
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母の預金も少しずつ減っている
母の場合は遺族年金があるので、今はなんとか暮らせています。
それでも、毎月の支出を見ていると、預金は少しずつ目減りしています。
もし母の収入が老齢年金だけだったら。
もし預金がほとんどなかったら。
そう考えると、今の在宅生活を続けるのはかなり厳しいと思います。
介護は、気持ちだけでは続けられません。
お金の問題は、どうしても出てきます。
生活費が苦しいときは、ケアマネさんに相談してほしい
もし、親の介護費用や生活費が苦しいと感じているなら、ひとりで抱え込まないでほしいです。
介護サービスを減らす前に、まずケアマネさんに相談した方がいいと思います。
「お金が足りない」と言うのは、恥ずかしいことではありません。
生活を続けるために必要な相談です。
ケアマネさんに家計の状況を伝えることで、使える制度や相談先につないでもらえることがあります。
必要であれば、市役所や福祉事務所に相談することも選択肢になります。
生活保護も、恥ずかしい制度ではありません。
生活に困った人の最低限度の生活を守るための制度です。
厚生労働省のページにも、生活保護の相談先は住んでいる自治体の福祉事務所と案内されています。
私も、もし母の預金が本当に底をつきそうになったら、ケアマネさんに相談して、生活保護も視野に入れると思います。
介護費用は、早めに見える化した方がいい
親の介護が始まると、目の前の対応で精一杯になります。
デイサービスの調整、ヘルパーさんとのやり取り、病院、薬、食事、日用品の買い物。
やることが多すぎて、お金のことを後回しにしたくなることもあります。
でも、介護費用は早めに見える化した方がいいです。
毎月いくら入って、いくら出ていくのか。
どの支出が戻ってくる可能性があって、どの支出は実費なのか。
おむつ代の補助券のように、自治体によって使える制度があるのか。
ここを把握しておくだけでも、次に相談するときに話しやすくなります。
さいごに
親の介護にどれくらいお金がかかるのか、実際の数字がわからなくて不安な人もいると思います。
母の場合、令和8年5月の支出は約124,430円でした。
年金収入だけで見ると赤字です。
後から戻ってくる介護サービス費もありますが、生活費や食費、日用品、宅配弁当代は毎月かかります。
おむつ代の補助券のように助かる制度もありますが、自治体によって内容は違います。
だからこそ、うちの親の場合はどうなのかを早めに確認しておくことが大事だと思います。