約1年前にも、母の要介護3への再認定を申請しましたが、その時はダメでした。
あれから一年、生活の中で少しずつ限界を感じる場面が増え、やっと要介護３になりました。いったい何が違ったのでしょうか。
前回の再認定では認められなかった理由
1年前は、母にまだ「自分でできること」がいくつか残っていました。
食事面は、うどんやゆでたまごなど、簡単な調理はIHやレンジを使って一応は自分で用意でき、トイレも声かけで間に合うことが時々はありました。認知面でも調査員さんや主治医さんと会話できる場面もありました。
今回の変化
しかし、今は様子が大きく変わりました。
食事は目についたものを次々と口にし、食べた直後の記憶が残りません。レンジに入れたものを出し忘れたり、IHの消し忘れで鍋を焦がしたり、と自分で調理はできなくなりました。
歩行は膝の痛みと足のむくみで不安定になり、主治医からは「転倒すれば歩けなくなる」と注意を受けています。
トイレの感覚はほとんどなく、リハパンが欠かせません。夜間の尿漏れも増え、防水シーツまで濡れてしまうことが多いです。
入浴はデイサービスでお願いしていますが、思い立ってひとりで入ってしまうことがあり、足が上がらず浴槽から出られなくなったこともありました。（ヘルパーさんが来て運良く発見）
要介護３となった要因
今回の認定では、主治医からも「認知がかなり進んでいる」と指摘がありました。
私自身も、トイレの失敗や食事の暴食など、日常の中で“できなくなったこと”が確実に増えていると感じていました。
身体の痛みやむくみよりも、認知面の変化が大きな要因になったのだと思います。
過去の記事→介護点数が足りない！要介護2の限界で「要介護3」認定調査を依頼
特養に入れる最低基準と言われるが
一般的に、要介護3は「特別養護老人ホーム（特養）への入所が可能になる目安」とされています。
つまり、生活全般にわたり常時何らかの介助が必要な段階ということです。
しかし、私の願いはすぐに施設へ預けることではありません。
これからの介護
ヘルパーさんやデイサービスに支えてもらいながら、母が慣れ親しんだ家で過ごす時間を少しでも長く保ちたいと思っています。ケアマネさんも、自宅生活派なので賛同してくださっています。
週に一度は私が孫（みーちゃん）を連れて顔を見に行き、母の好きな果物や和菓子を一緒に食べる——そんな穏やかな日常を、もうしばらく続けたいと願っています。
要介護３になって、ヘルパーさんに来ていただける時間も増えると思います。
ここから、どんな支援が受けられるのか、ケアマネさんと一緒に考えていく予定です。
母の「できること」を大切にしながら、私自身の負担も少しずつ整えていきたいと思います。
