【発語なし自閉症】自傷で皮膚がえぐれる前に。家で続ける3つのケア手順
発語のない自閉症の子の自傷、どう対処したらいいかわからなくて、毎日ヒヤヒヤしていませんか。
この記事では、最重度知的障がい・発語なし自閉症の娘みーちゃん(22歳)を育てる私が、自傷による皮膚ダメージを悪化させないために毎日続けている3つの手順をお伝えします。
特別な道具は不要です。毎日の生活の中に組み込んで、無理なく続けられる方法を紹介します。
なぜ自傷するのか
みーちゃんの場合、暇なとき・イライラしているときに爪で皮膚を引っかく行動が出ます。
発語がないため、気持ちを言葉で伝えられません。その代わりに体への刺激で感情を調整しようとしていると感じています。
浅い擦過で済む日もあれば、深くえぐれてしまう日もあります。「やめさせる」より**「悪化させない」**を目標にしてから、気持ちがずいぶん楽になりました。
※本記事はわが家の実例の共有であり、医療的助言ではありません。症状が悪化する場合は医療機関にご相談ください。
家で続ける3手順
① 爪と手のケア(朝/30〜60秒)
- 爪は短く切り、やすりで角を丸く整えます。
- 乾燥やかゆみが強い日は保湿を先にします。
- ひっかきが出やすい部位は、必要に応じて薄手テープや小さめハイドロコロイドで“予防貼り”をします。
② 入浴時チェック → 処置(入浴中60秒+入浴後数分)
- 洗いながら新しい傷・悪化している傷を確認します
- 入浴後、清潔なタオルで水気をオフ
- 軽い傷 → アズノール軟膏を薄く塗布
- 赤みや膿がある傷 → ハイドロコロイド絆創膏で保護(角を丸くカット、空気を抜いて密着)
- 貼り替え目安(1〜3日)を決めておきます。滲出で浮いたら即交換です
③ 翌朝チェック → 処置(1分)
- 就寝中やトイレ中にできた新規の傷/夜間に悪化した部位がないかを確認します。
- 剥がれ・滲出・においをチェックし、必要時のみ貼り替えます。
- 通所や外出前に引っかきやすい部位を再予防します。
受診・貼り替えの判断目安
| 状態 | 対応 |
|---|---|
| 滲出が多い・端が浮く・においが強い | すぐ貼り替え |
| 赤み・熱感・膿・広がりがある | 受診を検討 |
| 1週間ほぼ変化なし | サイズ・貼り方・貼付日数を見直し |
わが家の常備品
- アズノール軟膏(処方):炎症をしずめ、回復を助けます(ステロイドではありません)。
- ハイドロコロイド絆創膏:S/M/大判。部位に合わせて使い分け。角を丸くカットすると剥がれにくくなります。
- 不織布ガーゼ・サージカルテープ/精製水(またはぬるま湯)
- 爪切り・やすり・ピンセット
- 持ち歩きポーチ(外出時の応急用)。
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コストを抑える4つのコツ
- まとめ買いで1枚単価を比較(箱の入数ちがいに注意)。
- PB(プライベートブランド)や厚みの使い分けで、部位・深さに最小サイズを選びます。
- 大判を清潔なハサミでカットして単価を下げます(密着性は毎回確認)。
- 定期便・クーポンを活用し、残り10枚で発注するルールをつくる
よくある失敗とその対処
| 失敗 | 対処 |
|---|---|
| 汗・摩擦で縁が浮く | 角を丸くカット+枠テープで補強 |
| かぶれが出る | 休皮日をつくる・貼付日数を短く |
| 本人がすぐ触る | 服で隠れる位置に貼る |
まとめ
- 「やめさせる」より「悪化させない」を目標にすると気がラクになります
- 朝・入浴時・翌朝の3回チェックを生活に組み込むだけで対応できます
- 月2,000円前後のコストで、深い傷への悪化をかなり防げています
- 赤み・膿・熱感があるときは迷わず受診してください
同じ状況のご家族の参考になれば幸いです。
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