この記事を読むと、重度知的障がいのある子の余暇支援に悩む気持ちが楽になります。「もっといろいろやらせなきゃ」という罪悪感を手放すヒントが見つかります。


「自宅では頑張らなくていい」と言われてきた

支援者からずっとこう言われてきました。

「学校や事業所で頑張っているから、家では頑張らなくていいですよ」

その言葉はありがたかった。でも実際には、何もしないでいられるわけではありませんでした。


何もないと、ウロウロするだけだった

やることがないみーちゃんは、家の中をひたすらウロウロしていました。

お気に入りのグッズを目の前でヒラヒラさせたり。落ち着かない様子を見ながら、私はずっと「何かしてあげなきゃ」と思っていました。

「頑張らなくていい」はわかる。でも、好きなことがないと余暇にならないんです。


高等部でやっと見つけた「好きなこと」

みーちゃんが動画鑑賞にはまったのは、支援学校高等部の頃でした。

スマホで好きな動画を見ている間、みーちゃんは穏やかでした。ウロウロもしない。ヒラヒラもしない。ただ、画面に集中している。

それまで何年もかかってやっと見つけた、みーちゃんの余暇です。


23歳の今、帰宅後は充電が切れるまで動画鑑賞

今のルーティンはシンプルです。

事業所から帰宅 → 動画鑑賞 → 充電が切れたら散歩

普通の家庭なら「見すぎ」と怒られるかもしれません。

でも私は、みーちゃんがそれで落ち着いて過ごせているなら、それでいいと思っています。

時間制限は、みーちゃんがもっと理解できるようになってから考えればいい。今は「好きなことで落ち着けている」という事実を大切にしています。


モバイルバッテリーは2個が必需品

動画鑑賞のお供として欠かせないのがモバイルバッテリーです。

みーちゃんはワイヤレスイヤホンでも動画を楽しんでいるので、

  • スマホ用に1個
  • イヤホン用に1個

合計2個持ちが我が家のスタンダードです。

ショートステイにも必ず2個持たせています。外出先でも動画が見られる環境を整えてあげることで、慣れない場所でも落ち着いて過ごせています。

使っているのはAnkerのモバイルバッテリー。

スマホ(iPhone)用にLightningタイプを1台
ワイヤレスイヤホン用にUSB-Cタイプを1台

それぞれ専用で持たせています。同時充電が必要なので、これが我が家の定番スタイルです。

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スマホ(iPhone)用バッテリー


イヤホン用バッテリー

余暇支援で大切にしていること

支援者の言う「自宅では頑張らなくていい」は正しいと思います。

でも、それは「何もしなくていい」ではなく、**「本人が心から楽しめることをしていい」**ということだと今は解釈しています。

ウロウロよりも、動画鑑賞。ヒラヒラよりも、イヤホンで音楽や動画。

みーちゃんにとって、それが余暇です。見つけるまでにかなり時間がかかったけれど、見つかってよかったと思っています。


まとめ

  • 「自宅では頑張らなくていい」=好きなことをしていい
  • 重度知的障がいのある子の余暇支援の第一歩は「好きなことを見つけること」
  • 動画鑑賞でも散歩でも、本人が落ち着けるならそれが正解
  • モバイルバッテリーは2個持ちが我が家の必需品

よかてんのひとりごと

みーちゃんが何を観ているか、こっそり確認してみたら……ASMRでグミを食べている動画でした。

どこからその動画を見つけてきた?(検索は『しまじろう』しか入力できない)なぜグミ?まあ、これはみーちゃんでないとわからない。

最近はアイドルのライブ映像にもはまっています。無数のペンライトがゆらゆら揺れる映像を、食い入るように見ているみーちゃん。光と動きに引き寄せられているんだろうなと思いながら、まあそれでいっかと隣に座っています

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ABOUT ME
よかてん
要介護5の母の在宅介護と発語のない最重度知的障がいの自閉症の娘(みーちゃん:22歳)の支援をしながら暮らす、シングルマザーです。 在宅介護と障がいのある子どもの支援は、日々予想できない出来事の連続です。 母の徘徊、通所の不安定さ、急な休み、家事との両立、制度の複雑さ…… その中で私自身が実際に困ったこと、助けられたこと、工夫して乗り越えてきたことを記録し、同じ悩みを抱える方の助けになればと思い、このブログを始めました。 このブログが、だれかの「今日の悩み」を少しでも軽くし、安心して介護や育児に向き合えるきっかけになれば幸いです。 私自身は、3年程お休みしていた訪問介護の仕事を再開しました。 お問い合わせやご相談があれば、どうぞお気軽にご連絡ください。