嚥下食とは?やわらか食・ムース食の違いをわかりやすく解説
先日、デイサービスから電話がありました。
「お母さん、たんがからんで食欲がないんです。このまま帰すのも心配なので、夕方まで様子を見させてください」
母は朝から入浴して昼食を終えて帰る半日コースを利用しています。一人暮らしで、ヘルパーさんが来るのは夕方。デイサービスのスタッフさんがそこまで気にかけてくれたことに、正直ほっとしました。
たんがからむ、食欲がない。これは嚥下機能が低下しているサインかもしれません。
今後の食事をどうするか、デイサービスとケアマネさんと相談中です。同じように「そろそろ食事を見直した方がいいのかな」と感じている方の参考になればと思い、嚥下食についてまとめました。
嚥下食とは
嚥下食とは、飲み込む力(嚥下機能)が低下した方向けに、食べやすく加工した食事のことです。
加齢や病気によって飲み込む力は少しずつ弱くなります。気づかないうちに進んでいることも多く、「むせが増えた」「食事に時間がかかるようになった」というのが最初のサインになることがほとんどです。
嚥下機能が低下しているサイン
以下のような変化が見られたら、食事の見直しを検討するタイミングです。
- 食事中や食後にむせることが増えた
- 食事に時間がかかるようになった
- たんがからむことが多い
- 食欲が落ちてきた
- 食事中に疲れて途中でやめてしまう
思い当たることがあれば、デイサービスやケアマネさんに相談してみてください。一人で判断せず、専門家に聞くのが一番です。
やわらか食・ムース食・きざみ食の違い
嚥下食にはいくつかの種類があります。状態に合わせて選ぶことが大切です。
やわらか食 形はそのままで、柔らかく加工した食事です。歯や歯茎でつぶせる柔らかさが目安。見た目が普通の食事に近いので、食欲が落ちにくいのが特徴です。
ムース食 舌でつぶせるくらいの柔らかさに加工した食事です。噛む力がほとんどなくなってきた方に向いています。見た目を食材の形に整えたものも多く、食べる楽しさを大切にしています。
きざみ食 食材を細かく刻んだ食事です。一見食べやすそうに見えますが、細かい食片がバラバラになって誤嚥しやすいという面もあります。嚥下機能が低下している場合は、きざみ食よりもムース食の方が安全なケースがあります。
自宅で毎日用意するのは大変
嚥下食は市販の食材を使って自宅で作ることもできますが、毎日続けるのは正直大変です。
介護しながら、仕事しながら、毎食用意するのは現実的ではない場面も多いと思います。
そんなときは宅配弁当や冷凍惣菜を活用するのがおすすめです。
メディカルフードサービス やわらか食・ムース食・塩分制限食など、状態に合わせてコースを選べる冷凍弁当です。管理栄養士への無料相談もできるので、どのコースが合うか迷ったときに相談できます。まずはお試しセット(6食)から始められます。
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お試しセットはこちらから食楽膳 管理栄養士監修の嚥下対応冷凍惣菜です。介護食品コンクール3年連続受賞、惣菜・弁当グランプリ2年連続受賞と実績があり、味と品質は折り紙つきです。
管理栄養士監修、嚥下対応の冷凍惣菜を自宅へ【食楽膳】まとめ
- 「むせが増えた」「たんがからむ」は嚥下機能低下のサイン
- やわらか食・ムース食・きざみ食はそれぞれ対象が違う
- 自宅での調理が難しいときは宅配弁当・冷凍惣菜を活用する
- 一人で判断せずデイサービス・ケアマネさんに相談を
母のことをきっかけに、改めて食事の大切さを感じています。同じ状況の方が、少しでも楽に介護できるヒントになれば嬉しいです。
よかてんのひとりごと
デイサービスから電話があった時、こんなことを聞かれました。
「万が一バイタルが不安定になった場合、救急搬送してもいいですか?」
私はすぐに「もちろんお願いします」と答えましたが、この質問に躊躇する方も少なくないようです。
理由はさまざまです。
母くらいの年齢で救急搬送されると、そのまま入院になる可能性が高い。入院費用の心配。遠距離で世話に行けない。延命治療をどうするか、まだ家族で話し合えていない。
どれも「おかしい」理由ではなく、在宅介護をしていれば誰もが直面するリアルな問題だと思います。
私が迷わず「お願いします」と言えたのは、母と日頃から話せていたからかもしれません。でも全員がそうとは限らない。
デイサービスのスタッフさんが確認してくれることは、家族への大切な配慮だと感じた出来事でした。