「親が食事中に大量の唾液を出すようになった。原因はまだ特定できていない…」

わが家の要介護5・認知症の母にこの症状が出ました。毎回ではありませんが、1か月に3度ほど。

この記事では、宅配弁当を普通食から刻み食に変更した経緯と、家族が直接動かなくても、ケアマネさん経由で主治医に相談できた流れ・主治医の見立てを記録します。

同じように「親の飲み込む力が心配」「食事中の様子がいつもと違う」と感じている方の参考になれば幸いです。

食事中に大量の唾液が。ケアマネさんから「嚥下機能低下の可能性」と連絡

きっかけは、ケアマネさんからの連絡でした。

母は独居なので、食事の様子を毎回見られるのはヘルパーさんたちです。その報告から、食事中に大量の唾液が出ることが、1か月に3度ほどあったとのこと。

ケアマネさんの見立ては「嚥下機能(飲み込む力)が低下している可能性がある」。

正直、ドキッとしました。嚥下機能の低下は、誤嚥(食べ物が気管に入ること)につながる話だからです。離れて暮らす家族にとって、自分の見ていないところで起きている変化ほど怖いものはありません。

宅配弁当を普通食から刻み食に変更しました

ケアマネさんと相談し、母が利用している宅配弁当を普通食から刻み食に変更しました。

刻み食とは、おかずを細かく刻んで飲み込みやすくした食事形態のこと。今利用しているお弁当で食事形態を切り替えられたので、新しいサービスを探す手間なく、すぐに対応できました。

これから宅配弁当を探す方へ。 飲み込む力が心配になってきた段階では、「普通食しかないお弁当」より、やわらか食・ムース食など食事形態を切り替えられるサービスを選んでおくと、母のように状態が変わったときにスムーズです。

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宅配弁当の選び方は、こちらの記事で状況別にまとめています。

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翌日、ケアマネさん経由で主治医に相談できました

ここがこの記事で一番お伝えしたい実務ポイントです。

わが家の母は訪問診療を受けているので、「ケアマネさん→主治医」のルートで、家族が間に入らなくても医療相談ができます

今回の流れはこうでした。

  1. ヘルパーさんの報告をもとに、ケアマネさんから私へ「嚥下機能低下の可能性」と連絡
  2. その翌日、ケアマネさんが主治医に相談
  3. 主治医の見立てが、ケアマネさん経由で私に戻ってくる

私がしたのは、最初にケアマネさんと話したことだけ。診察の予定を調整したり、症状を一から先生に説明したりする手間なく、翌日には医師の見立てが届きました。働きながら、自分の子どものケアもしながらの介護では、このスピード感と負担の軽さが本当にありがたいです。

ケアマネさんがついている方は、「これって先生に聞いた方がいいのかな?」と迷う段階でも、まずケアマネさんに相談してみてください。医療につなぐ判断も含めて、一緒に考えてくれます。

主治医の見立て:考えられる3つの可能性

ケアマネさん経由で戻ってきた主治医の回答は、次のような内容でした。

  • 血液検査に異常はない
  • そのことから考えると、腸閉塞か胃腸炎の可能性がある
  • もし症状が慢性的に続いているなら、逆流性食道炎の可能性が高い
  • 症状が続くようなら薬が必要になるが、薬を出すには内視鏡や腹部CTなどの検査が必要
  • 「検査が必要になったら連絡します」とのこと

「嚥下機能の低下かも」と思っていたところに、「消化器の病気かもしれない」という別の視点が出てきました。素人の予想だけで判断しなくて本当によかったです。

今は「様子見」。わが家がやっていること

検査はすぐには行わず、いったん様子見になりました。その間、わが家でやっているのはこの3つです。

  • 刻み食は継続(飲み込みやすさ優先)
  • 食事の様子を記録する(食べた量、唾液の出方、むせの有無、吐き気や不快そうな様子)
  • 記録をヘルパーさん・ケアマネさんと共有する(変化があればすぐ主治医に伝わる体制)

独居の母なので、私がすべての食事を見ることはできません。だからこそ、ヘルパーさんの「今日はこれくらい食べました」という情報が命綱です。記録と共有の体制さえ作っておけば、「検査が必要になったら連絡する」という主治医の判断材料がそろいます。

まとめ:容疑者は3人。探偵(主治医)の続報を待ちます

今回の事件(?)を整理すると、こうなります。

  • 容疑者①:腸閉塞
  • 容疑者②:胃腸炎
  • 容疑者③:逆流性食道炎(慢性的なら本命)
  • アリバイ確認済み:血液検査は異常なし
  • 決定的証拠:内視鏡または腹部CT(捜査令状待ち)

名探偵・主治医からの「必要になったら連絡します」を、助手のケアマネさんと現場担当の私で待っている状態です。事件は会議室ではなく、母の食卓で起きています。

よかてんのひとりごと:「必要になったら連絡します」を待つ側の気持ち

正直に言うと、「必要になったら連絡します」と言われた瞬間、安心とモヤモヤが同時に来ました。

安心は「先生がちゃんと候補を絞ってくれた」こと。モヤモヤは「じゃあ私は、いつまで・何を見て待てばいいの?」ということ。

介護って、こういう「待つ時間」がたくさんあります。検査の連絡を待つ。認定結果を待つ。施設の空きを待つ。待っている間も、ご飯は1日3回やってくるんですよね。

だから今日も、ヘルパーさんのノートに書かれた「完食しました」の一言に、ちょっとだけ救われています。

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ABOUT ME
よかてん
要介護5の母の在宅介護と発語のない最重度知的障がいの自閉症の娘(みーちゃん:22歳)の支援をしながら暮らす、シングルマザーです。 在宅介護と障がいのある子どもの支援は、日々予想できない出来事の連続です。 母の徘徊、通所の不安定さ、急な休み、家事との両立、制度の複雑さ…… その中で私自身が実際に困ったこと、助けられたこと、工夫して乗り越えてきたことを記録し、同じ悩みを抱える方の助けになればと思い、このブログを始めました。 このブログが、だれかの「今日の悩み」を少しでも軽くし、安心して介護や育児に向き合えるきっかけになれば幸いです。 私自身は、3年程お休みしていた訪問介護の仕事を再開しました。 お問い合わせやご相談があれば、どうぞお気軽にご連絡ください。