在宅介護をしていると、離れている時間がどうしても不安になります。

「今、ちゃんと起きているかな」
「転んでいないかな」
「トイレやベッドまわりで困っていないかな」

要介護度が上がるほど、家族がそばにいない時間の心配は大きくなります。

わが家でも、母が要介護5になり、ヘルパーさんの訪問回数は増えました。
それでも、24時間ずっと誰かが見ていられるわけではありません。

そんなときに検討したくなるのが、見守りカメラや見守りサービスです。

今回は、在宅介護で見守りカメラを使うなら、どんな点を見て選べばいいのか。
そして、カメラが苦手な場合に使えるセンサー型の見守りサービスについてもまとめます。


見守りカメラがあると安心できる場面

見守りカメラは、介護者が離れている時間の「今どうしている?」を確認するための道具です。

たとえば、こんな場面で役立ちます。

  • ベッドから起き上がっていないか確認したい
  • 転倒していないか心配
  • 食事のあと、いつも通り過ごしているか見たい
  • ヘルパーさんの訪問前後の様子を知りたい
  • 夜間や早朝の状態が気になる
  • 電話に出ないとき、様子だけでも確認したい

在宅介護では、少しの変化に早く気づけるかどうかが大切です。

もちろん、カメラがあればすべて解決するわけではありません。
でも、家族の不安を少し軽くする助けにはなります。


見守りカメラを選ぶときに見たいポイント

見守りカメラを選ぶときは、値段だけで決めない方がいいです。

介護目的で使うなら、次の機能があると安心です。

スマホで確認できる

外出先や自宅から、スマホで映像を確認できるタイプが便利です。

仕事中、買い物中、娘の用事で出ているときなど、すぐに様子を見られると安心感があります。

暗い部屋でも見える

夜間の見守りを考えるなら、暗視機能はほしいです。

夜、部屋の電気を消したあとでも、ベッド周りの様子が見えるか確認しておくと安心です。

音声通話ができる

カメラによっては、スマホから声をかけられるものもあります。

「大丈夫?」
「今から行くね」

と声をかけられるだけでも、家族側の安心感はかなり違います。

ただし、認知症の状態によっては、突然カメラから声が聞こえることで驚いてしまう場合もあります。
使う前に、その人に合うかどうかは考えた方がいいです。

首振り機能がある

固定された範囲だけでなく、スマホ操作でカメラの向きを変えられるタイプもあります。

部屋全体を確認したい場合は便利です。

ただし、見えすぎることで本人が嫌がることもあるので、設置場所は慎重に決めたいところです。


見守りカメラを使うにはWi-Fi環境が必要な場合が多い

Amazonなどで購入できる室内用の見守りカメラは、自宅のWi-Fiにつないで使うタイプが多いです。

スマホで外出先から映像を確認するためには、カメラを置く家にインターネット環境が必要になります。

そのため、親の家にWi-Fiがない場合は、

  • 光回線を引く
  • ホームルーターを使う
  • モバイルWi-Fiを使う
  • Wi-Fi不要タイプの見守りサービスを検討する

といった準備が必要です。

「カメラだけ買えばすぐ使える」と思って購入すると、家にWi-Fiがなくて使えなかった、ということもあります。

購入前に、親の家にWi-Fiがあるかどうかを必ず確認しておくと安心です。


Amazon、楽天、Yahooで買える見守りカメラもある

まず安く試したい場合は、Amazon、楽天、Yahooで買える室内用の見守りカメラも選択肢になります。

検索するときは、次のような言葉で探すと見つけやすいです。

「見守りカメラ スマホ 暗視 首振り 音声通話 月額なし」

在宅介護で使うなら、まずは次のようなタイプが使いやすいと思います。

  • スマホで映像を確認できる
  • 暗視機能がある
  • 首振り機能がある
  • 音声通話ができる
  • 設定が難しすぎない
  • SDカード保存に対応している
  • 月額料金なしでも使える

たとえば、TP-Link Tapoシリーズのように、スマホ確認・暗視・首振り・音声通話に対応した室内カメラがあります。

(PR)

SDカード保存に対応している機種なら、クラウド契約を使わず月額なしで使える場合もあります。

ただし、クラウド録画や追加機能を使う場合は月額料金がかかることがあります。
購入前に、必要な機能と料金を確認してください。


カメラが苦手なら、センサー型の見守りサービスもある

見守りカメラは便利ですが、本人が「見られている」と感じて嫌がる場合もあります。

とくに認知症がある場合、カメラの存在が気になったり、外そうとしたり、不安につながったりすることもあるかもしれません。

そんなときは、映像ではなくセンサーで生活の様子を確認する見守りサービスも選択肢になります。

たとえば「見守りプラス認知のアイシル」は、センサーを使って24時間365日の見守りを行い、異常があったときに家族へ通知してくれるサービスです。

服薬管理、食事管理、室温の高温化通知、認知機能低下の早期の気づき支援などもあり、カメラよりも本格的に見守りたい家庭に向いています。

公式ページでは、月額利用料は1,980円(税込2,178円)、初期費用は19,800円(税込21,780円)と案内されています。
また、インターネットアクセス環境は利用者側で用意する必要があるとされています。

(PR)

(見守りプラス認知のアイシル)

Amazonの室内カメラより費用は高くなりますが、

  • カメラで映したくない
  • 夜間の異常を知りたい
  • 服薬や食事の確認もしたい
  • 室温の上がりすぎが心配
  • 認知機能の変化にも気づきたい

という家庭には、こうしたセンサー型サービスも検討してよいと思います。


置き場所は「見守りたい場所だけ」にする

見守りカメラで一番気をつけたいのは、プライバシーです。

介護だからといって、どこでも映していいわけではありません。

私なら、設置するなら次のような場所を考えます。

  • ベッド周り
  • リビング
  • 玄関付近
  • 転倒が心配な動線

逆に、トイレや着替えが映る場所は避けた方がいいです。

本人の尊厳を守ることは、介護の中でもとても大切だと思います。

また、ヘルパーさんや訪問看護師さんが映る可能性がある場合は、事業所にも確認しておくと安心です。


見守りカメラが向いている家庭

見守りカメラは、特にこんな家庭に向いていると思います。

  • 親が日中ひとりになる時間がある
  • 転倒や徘徊が心配
  • 家族がすぐに駆けつけられない距離にいる
  • 電話に出ないことが増えた
  • 夜間の様子が気になる
  • ヘルパー訪問の合間が不安

在宅介護は、ヘルパーさんやデイサービスを利用していても、どうしても空白の時間があります。

その空白を少しだけ埋めてくれるのが、見守りカメラだと感じます。


逆に、向いていない場合もある

見守りカメラは便利ですが、すべての家庭に合うわけではありません。

本人が強く嫌がる場合は、無理に設置しない方がいいです。

「監視されている」と感じてしまうと、親子関係が悪くなることもあります。

また、認知症の症状によっては、カメラを外そうとしたり、怖がったりすることもあるかもしれません。

その場合は、カメラではなく、人感センサーや緊急通報ボタンなど、映像を使わない見守り方法を検討するのも一つです。


わが家なら、まず安価な室内用カメラから試す

本格的な見守りサービスは安心ですが、毎月の費用がかかるものもあります。

介護費用は、リハパン代、パッド代、食事代、通院、デイサービスなど、少しずつ積み重なります。

なので、わが家なら最初から高額なサービスを契約するより、まずは室内用の見守りカメラを1台試すと思います。

見る場所は、ベッド周りかリビング。

そこで使ってみて、

「これは安心できる」
「母も嫌がらない」
「もっと必要かもしれない」

と思えたら、台数を増やすか、本格的な見守りサービスを考える流れが現実的かなと思います。

一方で、本人がカメラを嫌がる場合や、服薬・食事・室温までまとめて見守りたい場合は、アイシルのようなセンサー型サービスも候補になります。

「安く試すなら見守りカメラ」
「カメラに抵抗があるならセンサー型サービス」

このように、家庭の状況に合わせて選ぶのがよいと思います。


まとめ。見守りカメラは、介護者の不安を少し軽くする道具

見守りカメラや見守りサービスは、介護を代わってくれるものではありません。

でも、離れている時間の不安を少し軽くしてくれる道具です。

在宅介護では、家族がすべてを背負いすぎると続きません。

ヘルパーさん、デイサービス、福祉用具、宅配弁当、見守りカメラ、センサー型サービス。
使えるものを少しずつ組み合わせて、なんとか毎日を回していく。

それが、無理しすぎない在宅介護につながるのかなと思います。

選ぶときは、便利さだけでなく、本人の気持ちとプライバシーも大切にしながら、家庭に合う形を探していきたいです。

関連記事