【結論】紙おむつ代の補助は、全国共通の制度ではありません。
多くの自治体では「要介護2〜4」を対象としていますが、
一方で「要介護4以上」の重度のみを対象とする自治体もあります。
実際に、母の住む自治体では、
・紙おむつ補助の対象は「要介護4以上」
・支給額は月6,500円
という基準でした。
要介護3の母は対象外となります。(泣)
この内容は、ケアマネジャーさんから教えてもらったものです。
紙おむつ代の補助は、市区町村が独自に実施している制度のため、
同じ要介護度でも、住んでいる地域によって
「使える・使えない」「金額」が大きく異なります。
要介護度が変わったタイミングや、
おむつ代の負担が大きくなってきたと感じたときは、
必ずケアマネジャーさんや自治体窓口で確認することをおすすめします。
紙おむつ代は在宅介護で最も負担になりやすい費用
在宅介護が長くなるほど、
紙パンツ・紙おむつ・パッドなどの消耗品費は毎月の大きな負担になります。
介護保険ではこれらの費用はカバーされず、家計を圧迫しやすい項目です。
そこで活用できるのが、
市区町村が独自に実施している「紙おむつ給付」「購入費補助」などの制度です。
ただし、これらは全国共通ではなく、
要介護いくつから対象か・補助の内容・金額は自治体によって大きく異なるという特徴があります。
この記事では、全国的な傾向と制度の特徴をわかりやすく整理します。
全国の傾向|紙おむつ補助は「要介護2〜4」が中心
全国の制度を比較すると、
紙おむつ補助の対象を「要介護2〜4」に設定する自治体が最も多い傾向があります。
理由としては
- 要介護2〜4の段階から紙おむつ使用量が急激に増える
- 身体介護の負担が高まりやすい
- 在宅介護での経済的負担が大きくなる
- 認知症による排泄支援が必要なケースが増える
という全国共通の傾向が背景にあります。
自治体ごとに異なる4つのパターン
紙おむつ補助制度は“自治体の独自事業”であり、内容はバラバラです。
次の4つのパターンに分けると分かりやすくなります。
① 要介護度を基準にする自治体
全国では以下のような基準が見られます。
- 要介護2以上
- 要介護3以上
- 要介護4以上(重度中心の自治体も一定数ある)
要介護度の線引きは自治体次第で、全国的に統一されていません。
② 所得で判断する自治体
要介護度よりも、世帯の所得を重視する地域もあります。
- 住民税非課税世帯
- 高齢者のみ世帯
- 一人暮らし高齢者
- 生活困窮世帯
要介護2以下でも、所得条件で補助が受けられるケースも存在します。
③ 認知症の有無を条件とする自治体
「認知症があり、排泄支援が必要な方」を対象にする地域もあり、
要介護度よりも“日常生活の困難さ”を基準にする傾向があります。
④ 支給方式の違い
支給方法も市区町村によって大きく異なります。
- 現物支給(紙パンツ・パッドを月1〜2回配布)
- 購入費の一部補助(レシート提出方式)
- 給付券方式(月数千円〜1万円程度)
- 福祉用具の軽減制度で代替する地域もある
「要介護4以上」を対象とする自治体も一定数存在する
全国的には「要介護2〜4」が中心ですが、
一方で、“要介護4以上”の重度を対象にした自治体も確実に存在します。
こうした地域では、
- おむつ使用量の多さ
- 介助の負担
- 在宅介護の難しさ
を考慮して基準を重度寄りに設定しています。
国内では、大都市圏・周辺都市で重度基準を採用する傾向がみられます。
なぜ全国で違いが出るのか?
紙おむつ補助の財源は、国の介護保険ではなく
市区町村の一般財源で運営されているためです。
その結果、以下の要素によって制度が大きく変わります。
- 自治体の高齢者人口
- 財政状況
- 行政の優先施策
- 過去の制度運用の違い
つまり、全国共通のルールではなく、
**「地域が独自に決める制度」**であることが大きなポイントです。
💡紙おむつ補助は必ず自治体に確認することが必要
紙おむつ補助は、
- 同じ要介護度でも
- 同じ家族構成でも
- 同じ所得状況でも
住んでいる自治体が違えば、利用できるかどうかが全く異なります。
そのため、最も確実な確認先は次のとおりです。
● 確認先
- ケアマネジャー(対象者条件をリアルタイムで把握している)
- 地域包括支援センター
- 市区町村の高齢福祉課・介護保険課
制度は更新されることも多いため、
“要介護度が変わったタイミング”で必ず相談するのがおすすめです。
まとめ 全国では「要介護2〜4」が中心。ただし地域差は非常に大きい
紙おむつ補助制度は全国共通ではなく、
対象要介護度・所得条件・給付方式のすべてが自治体ごとに異なります。
全国的には
- 要介護2〜4が対象になりやすい
- 一部自治体では要介護4以上の重度が対象
- 所得条件を重視する地域も多数
といった特徴があります。
介護費用が増えた時期こそ、
自治体の制度を見直すことで負担を軽くすることができます。
まずはケアマネや自治体窓口へ確認し、今利用できる制度を把握することが重要です。
母が住む地域は要介護4からでした(泣)
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