要介護3に上がったとき、「介護費用はいくら増えるのか」、とても不安でした。ケアマネさんから大まかな説明は受けても、実際の請求額は家庭ごとに違います。
生活費がどのくらい変わったのかを実費データとともにまとめました。これから要介護3の生活を迎える方の参考になれば嬉しいです。
要介護3の利用できる上限額はどのくらい?
介護度が上がると、利用できる単位数も増えます。
- 要介護2:19,705単位
- 要介護3:27,048単位
差は +7,343単位。
地域区分「7級地:10.14」を使うと、この増加分は 約7,300円相当 に当たります。
ただし、上限が増えても “使い道がどこに必要か”が大事です。
介護報酬の地域区分と主な市区町村(2024年度改定ベース)
介護報酬の地域区分は、1級地~7級地と「その他」の8区分に分かれており、
公務員の地域手当や物価・人件費水準をもとに厚生労働省が定めています。
ここでは、全国の「主要な都市(都道府県庁所在地・政令指定都市など)」を中心に、
ブログ用にまとめた一覧表を掲載します。
| 地域区分 | 上乗せ割合の目安 | 主な市区町村(例) |
|---|---|---|
| 1級地 | +20% | 東京都:特別区(東京23区) |
| 2級地 | +16% |
東京都:町田市・調布市・狛江市・多摩市 神奈川県:横浜市・川崎市 大阪府:大阪市 |
| 3級地 | +15% |
埼玉県:さいたま市 千葉県:千葉市 東京都:八王子市・武蔵野市・三鷹市 など 神奈川県:鎌倉市・厚木市 愛知県:名古屋市・豊田市 など 兵庫県:西宮市・芦屋市・宝塚市 |
| 4級地 | +12% |
千葉県:船橋市・成田市 など 神奈川県:相模原市・藤沢市・横須賀市 など 大阪府:豊中市・吹田市・高槻市・寝屋川市 など 兵庫県:神戸市 |
| 5級地 | +10% |
茨城県:水戸市 など 滋賀県:大津市 など 京都府:京都市 など 大阪府:堺市・東大阪市・枚方市 など 広島県:広島市 福岡県:福岡市 など |
| 6級地 | +6% |
宮城県:仙台市 栃木県:宇都宮市 群馬県:高崎市 岐阜県:岐阜市 静岡県:静岡市 三重県:津市 奈良県:奈良市 和歌山県:和歌山市 など |
| 7級地 | +3% |
北海道:札幌市 新潟県:新潟市 富山県:富山市 石川県:金沢市 福井県:福井市 山梨県:甲府市 長野県:長野市・松本市 など |
| その他 | +0% | 上記以外の市町村(多くの中小都市・町村など) |
※区分は介護報酬の地域区分(令和6年度改定)における主な都市の例です。
※すべての市町村を網羅したものではないため、正確な区分は各自治体の資料や厚生労働省の公表資料で必ずご確認ください。
デイサービスの費用(週3・午後のみ)
母の場合、デイサービスの利用状況は要介護2の頃と変わっていません。
- 昼食なし
- 個別機能訓練あり
- 入浴加算あり
- 午後のみ利用
- 週3回
そのため、請求額もほぼ同じで 約1万円/月 となっています。
※要介護3に上がっても、デイの利用内容が変わらなければ費用も大きく変わらないケースが多いです。
ヘルパーの費用(毎日 60分+30分)
もっとも金額が変わったのはヘルパーの利用です。
要介護3の認定後、以下の支援が入りました。
- 朝:身体介護中心の60分
- 夕方:生活援助中心の30分
- 毎日利用(31日間)
10月分の請求書によると、ヘルパー費用は 19,272円 でした。
要介護2の頃は約13,000円だったため、ヘルパーの増加が家計に大きく影響しています。
【比較】要介護2と3の生活費はどれくらい違う?
要介護2の頃
- デイサービス:約10,000円
- ヘルパー :約13,000円
合計 :約23,000円
要介護3になってから
- デイサービス:約10,000円
- ヘルパー :約19,000円
合計 :約29,000〜33,000円
ケアマネさんから説明があった「3万円〜33,000円くらい」という見込みと一致しています。
生活費の内訳(月額)
| 項目 | 金額(円) |
|---|---|
| デイサービス(週3) | 約10,000 |
| ヘルパー(毎日:朝・夕) | 約20,000 |
| 宅配弁当(夕食) | 約19,000 |
| 朝食・昼食の食費+雑費 | 約20,000 |
| リハパン代 | 約5,000 |
| 電気代(オール電化) | 約12,000 |
| 水道代(一ヶ月換算) | 約2,000 |
| 電話代 | 800 |
| 互助会 | 4,000 |
| 生活保険料 | 1,800 |
| 固定資産税(月割) | 2,500 |
| 医療費(訪問歯科含む) | 5,000 |
| 合計 | 約102,100 円 |
負担軽減制度は利用できる?注意点は?
結論としては、制度により条件が大きく違うため、以下の点に注意が必要です。
- オムツ代補助
多くの自治体では 要介護4〜 が対象。
必ず自治体に確認する必要があります。 - 生活保護・準要保護
母の年金(112,000円)では生活費はギリギリ。
ただし「第3段階②」に該当することで自己負担が変わる可能性があります。 - 特養との費用比較
現在、徘徊リスクが上がっており、
今後の生活を考えると特養の検討も現実的になってきました。
要介護3になって変わった生活の実感
単純に金額が上がっただけではなく、生活の質にも影響があります。
- 朝の60分ヘルパーで1日のリズムが安定
- 夕方の30分が「安心感」につながる
- 徘徊が増えたため「見守り時間の増加」に納得
- 金額は増えたが、“必要な支援にお金を払っている” という感覚がある
家族だけでは負担しきれない部分を補えるため、費用以上の価値があると感じています。
まとめ
要介護3になると、生活費は確かに上がります。しかし、
「どのサービスをどれだけ利用するか」で大きく変わります。
母の場合は、
- デイ:変わらず
- ヘルパー:毎日90分に増加
この結果、月額は 約3万円前後 になりました。
その後、2度目の徘徊を機に見守りを強化し(こちらの記事参照)、12月から、ヘルパーさんとデイサービスが追加になったので、またまた増えます。
概算で3000円〜5000円程上がるのことです。
この記事が、これから介護度が上がる方や家計の見通しを立てたい方の参考になれば幸いです。
