ケアマネの当たり外れで介護生活が変わる。良いケアマネの見分け方と変え方
親の介護が始まったとき、ケアマネさんって「とにかくお任せすればいい人」だと思っていました。
でも実際に介護が始まってみると、ケアマネによってここまで介護の中身が変わるのかと驚きました。
この記事では、
- 「外れケアマネ」のサインとは何か
- 良いケアマネの特徴
- 合わないと感じたときの交代の仕方と、言いにくいときの伝え方
を、体験をもとに正直にお伝えします。
ケアマネによって、介護生活はこんなに変わる
同世代の友人と介護の話をすると、「うちのケアマネさんはとても良くて助かってる」という人もいれば、「何を相談しても動いてくれない」という人もいます。
在宅介護の場合、ケアプランを作るのはケアマネです。
どのサービスを使うか、どのヘルパーさんに来てもらうか、介護保険をどう活用するか。この設計図を描くのがケアマネの仕事です。
つまり、ケアマネが変わると親の生活の質そのものが変わるということ。これは大げさではなく、本当の話です。
これは「外れケアマネ」のサインかもしれない
状態が変わっているのに、区分変更申請を勧めてくれない
認知症に限らず、身体機能の低下や病気の進行など、状態が悪化しているのにケアマネから区分変更申請(介護度の見直し)を提案してもらえない場合は要注意です。
区分変更申請は、認知症・身体的な衰え・病気の悪化など、さまざまな状態の変化を理由に申請できます。介護度が実態と合っていないと、本来使えるサービスが使えないまま過ごすことになります。
「最近様子が変わった」と感じたら、自分からケアマネに区分変更の相談をしてみてください。それを提案してくれないケアマネは、利用者の状態変化を見ていない可能性があります。
なお区分変更申請は、市区町村の介護保険窓口に申請します。結果が出るまでは通常1ヶ月ほどかかります。
訴えても動いてくれない
「ヘルパーさんを変えてほしい」「サービスを増やしたい」と相談して、何週間経っても状況が変わらない。
これはケアマネが利用者の声を優先していないサインです。
良いケアマネの特徴
私は訪問介護の仕事もしています。その経験から思うのは、ケアマネでもヘルパーでも、結局は**「相手の立場に立ってどれだけ考えて行動できるか」**に尽きるということ。
資格や経験年数より、この一点で介護の質が決まると感じています。
良いケアマネには、共通した特徴があります。
連絡が早い 電話やメッセージへの返答が早く、「今動いてくれている」という安心感があります。
こちらの変化に気づいてくれる 月1回の訪問でも「最近少し顔色が悪い」「以前より動きが鈍くなった」など、小さな変化を拾ってくれるかどうか。
次のステップを提案してくれる 「今の状態だと、そろそろ〇〇のサービスを検討した方がいいですよ」と、先を見て提案してくれるかどうか。
家族の話をきちんと聞いてくれる 本人だけでなく、介護する家族の負担や気持ちも汲んでくれるケアマネは信頼できます。
合わないケアマネは交代していい
「交代してほしいけど、言いにくい」「気まずくなるんじゃないか」「失礼かな」
そう思って、モヤモヤしたまま我慢している方はとても多いです。その気持ち、すごくよくわかります。
でも、はっきりお伝えします。
ケアマネの変更は、いつでもできます。費用もかかりません。
そして、ケアマネ側も変更は日常的に経験していることです。「担当を外された」と深く傷つくことはほとんどありません。介護の現場では、利用者との相性や担当変更はよくあること。むしろ、合わないまま続けることの方が双方にとってよくないと、現場の人間はわかっています。
遠慮しなくて大丈夫です。
言いにくいときの伝え方
難しく考えなくて大丈夫です。
「担当を交代していただけますか」
この一言だけで十分です。理由を詳しく説明する必要はありません。「一身上の都合で」くらいの感覚でOKです。
言いづらければ、直接ケアマネに言わず、地域包括支援センターに相談するという方法もあります。「ケアマネを交代したいのですが、どうすればいいですか」と聞くだけで動いてもらえます。
ケアマネ交代の仕方【手順】
ステップ1:地域包括支援センターに連絡する
「ケアマネを交代したいのですが、どうすればいいですか」と相談するだけで動いてもらえます。
ステップ2:新しいケアマネと顔合わせをする
紹介された新しいケアマネと話してみて、相性を確認してから契約します。
ステップ3:手続きは新しいケアマネがやってくれる
市区町村への変更手続きは、新しいケアマネが代わりに行ってくれます。家族が役所に行く必要はありません。
交代しても今のサービスは続けられる
ケアマネが交代しても、ヘルパーさんやデイサービスはそのまま継続できます。一から全部やり直しにはなりません。
まとめ
ケアマネは「与えられた人にお任せ」ではなく、自分たちで選んでいい存在です。
合わないと感じたら交代する。それは決して失礼なことではなく、大切な家族のためにできる当然の選択です。
在宅介護は長期戦です。信頼できるケアマネと組めるかどうかで、その長い道のりがずいぶん変わります。
「なんか違うな」と思ったら、まずは地域包括支援センターに相談することから始めてみてください。
よかてんのひとりごと
うちの母は運よく、良いケアマネさんに当たりました。
親身になって考えてくれて、行動も早い。実際に介護に入っているヘルパーさんからも状態を聞いて、私に報告してくれたりアドバイスをくれたりする。これだけでどれだけ助かっているか。
一方で、私が昔登録していた訪問介護の事務所の代表も、ケアマネ資格を持っていて「ケアマネをやりたい」と言っていたんですよね。
でも内心ずっと思ってました。「あの人が担当になったら嫌だな」って(笑)
だってめちゃくちゃ偉そうなんだもん(笑)
利用者さんからも「あの人は…」って言われてたくらいで。資格があっても、人柄が伴わないとケアマネは務まらないなとそのとき実感しました。
ちなみにその方、もう70歳を過ぎているし、お硬い仕事を定年退職された方なので、人の言うことを聞かないんですよね(笑)そりゃ無理だ(笑)
ケアマネは「資格を持っている人」ではなく、「信頼できる人」を選んでいい。それだけは声を大にして言いたいです。