【自閉症の視覚支援】数字は読めないのに数字に惹かれるみーちゃん。くもんのスタディクロックが生活のガイドになった話
発語なし・重度知的障がい自閉症のみーちゃんは、数字の意味はまだわかっていません。それでも、数字が書かれているものにはなぜか強く惹かれます。
この記事では、その「数字への興味」をきっかけにくもんのスタディクロックを視覚支援として使い始めた経緯と、生活の中での変化をまとめています。
数字には惹かれる、でも意味はわかっていない
テレビのチャンネル、電子レンジの表示、エレベーターのボタン、テレビ通販の電話番号。数字があると、みーちゃんはいつもじっと見つめています。
それを見ていてある日ふと思いました。
「数字に興味があるなら、時計がいいかもしれない」
時間の理解までは難しくても、針の動きと数字の関係を「図」として覚えることはできるかもしれない。そんな期待を込めて、リビングに置く時計を探しました。そして出会ったのが、くもんのスタディクロックでした。
時計を「読む」のではなく「見る」みーちゃん
みーちゃんは数字の意味を理解していません。それでも、くもんのスタディクロックのように分の数字がすべて表記されたデザインは、彼女にとって「理解できそうなもの」として目に入ったようでした。
普通のアナログ時計は「1が5分」「2が10分」とルールを覚えなければいけません。でもこの時計は「5・10・15・20…」とすべての「分」が見えるように書かれています。
それだけで、親が伝える負担も、子が理解する壁も、ぐっと下がった気がしました。
「針の位置」で行動につながるようになった
みーちゃんは今も「8時になったら歯磨きしようね」と言っても反応がありません。けれど「針がこの位置に来たら歯磨き」と伝えると、行動につながるようになっていきました。
最近では、アレクサが歯磨きのリマインドを案内する時間を、時計の針の位置と重ねて覚えているようで、時間が近づくと自分からスマホを置いて静かに待機することも増えてきました。
まるで「来る」とわかっていて、先回りして準備しているような姿に、驚かされる日もあります。
時計が生活のガイドになるということ
- 「このへんに針がきたらご飯」
- 「この角度がお風呂の時間」
- 「この針の位置でテレビはおしまい」
そんなふうに、日常の「流れ」を形にしてくれるのがスタディクロックです。
もともとは知育時計として売られていますが、わが家にとっては視覚支援のひとつとして、なくてはならない存在になっています。
わが家で使っているのはこれ
(PR)▶ くもんのスタディクロック
- すべての「分」が数字で書かれている
- 針の色や太さが視覚的に分かりやすい
- 音も静かで、感覚過敏の子にもやさしい
みーちゃんのこだわり:時計の前が特等席
食後、みーちゃんはいつもスタディクロックの前へ移動します。スマホでYouTubeを流して、お気に入りの音楽に合わせて体を大きく左右に揺らす。その時間はだいたい20分ほど。
なぜ「時計の前」なのかは正直わかりません。でも他の場所ではダメで、必ずその場所なのです。
針の動きと音楽と体のリズムが、ぴたりと重なっているように見えることもあります。それもまた、みーちゃんの大切なこだわりです。
まとめ
- 数字の意味はわからないのに数字に強く惹かれるみーちゃん
- くもんのスタディクロックは「分」がすべて表記されており、視覚で伝わりやすい
- 「時間」ではなく「針の位置」で行動を伝えると生活につながった
- アレクサと組み合わせることで、自分から準備する場面も出てきた
- 知育時計として有名だが、発語なし・重度知的障がいの視覚支援としても十分機能する
よかてんのひとりごと
「時間を教えたい」と思って始めたことでしたが、今では「時間を一緒に感じる」という関わり方に変わってきました。
わかりにくいものは、わかりやすくする。それだけで、みーちゃんの世界は少しだけ広がります。