外出先でのトイレ問題は、意思表示がない子どもや大人にとって長年の課題です。
みーちゃん(22歳)も同じで、この1年間で外出中に2度の便失禁を経験したことをきっかけに、意思表示ができるようにと「トイレカード」をパスケースに入れて常に持ち歩いていました。
しかし、最近外出用のバッグを整理していると、思いがけないことが起きました。
トイレカードだけが抜き取られていた
私のバッグと、みーちゃんの外出用バッグの両方に入れていた トイレカードが綺麗に抜き取られていた のです。
最初は落としたのかと思いましたが、他の荷物はそのままで、カードだけが無くなっていました。
この行動を見て、「みーちゃんにとってカードという形のサインが負担だったのかもしれない」と感じました。
カードを嫌がる背景にあった負担
みーちゃんの場合、過去にカードを提示されると病院に連れて行かれたりと、嫌な記憶しか残っていない可能性があると予想しています。
こうした経験が積み重なり、
カードそのものを避ける行動につながったのかもしれません。
発語がないからこそ、
“カードだけを抜き取る”という行動が明確な意思表示だった
と感じています。
手話という新しい選択肢
トイレカードが本人の負担になっているのなら、別の伝え方を探す必要があります。
そこで、手話でのトイレサイン を取り入れてみます。
● みーちゃんに手話が合っていると感じた理由
- カードを持ち歩く必要がなく、外出先でも自然に使える
- カードと違い、嫌な記憶と結びついていない
- 繰り返し続ければ、みーちゃんも再現しやすい可能性が高い
みーちゃんの様子を見ていると、手を動かす動作は負担が少なく、
カードよりも取り入れやすいと感じました。
手話の「トイレ」サインはとても簡単
手話で「トイレ」を表すサインは、とてもシンプルです。
👉 手でWとCを作る

(illustACさんからお借りしました。)
家でも外出先でも使いやすく、みーちゃんにとっても覚えやすい方法だと思います。
手話サインを使って、外出時の不安を減らしたい
外出先のトイレ問題は、みーちゃんにとっても私にとっても大きな負担です。
カードを嫌がる行動は、みーちゃんなりの「やめてほしい」というメッセージだったのだと感じています。
手話なら、
- 自分のペースで表現できる
- 道具に頼らず意思表示できる
というメリットがあります。
これからは、手話のトイレサインを少しずつ繰り返し見せながら、
みーちゃんが安心して意思表示できる方法を一緒に探していきたいと思います。
まとめ
- バッグからトイレカードだけを抜き取ったのは、みーちゃんの“拒否サイン”だった
- 過去の経験から、カード提示に嫌なイメージが結びついている可能性がある
- 手話は負担が少なく、自然に取り入れやすい
- 道具が不要で、外出先でもその場で意思表示ができる
- 少しでも外出時のトイレの不安を減らしていきたい
